男子大学生暴行死、さらに少年2人逮捕 北海道警、傷害致死容疑で
男子大学生が集団で暴行され死亡した事件で、北海道警は30日、傷害致死容疑で10代の少年2人を逮捕したと発表した。2人の認否を明らかにしていない。この事件では、別に大学生の女ら17~20歳の男女4人が同容疑などで逮捕されている。6人は友人関係だという。 新たに逮捕されたのはいずれも札幌市白石区に住むアルバイト従業員の18歳と16歳の少年。29日深夜に、親族らに付き添われ出頭したという。 道警によると、6人は25日深夜~26日早朝、北海道江別市文京台南町の公園で、北海道千歳市の大学生長谷知哉さん(当時20)の顔を殴ったり、蹴ったりするなどしてけがを負わせ、外傷性ショックで死亡させた疑いがある。長谷さんは公園内で着衣のない状態で倒れており、所持品もなかった。顔や上半身を中心に複数のあざや傷があったという。 長谷さんは、27日に傷害容疑で逮捕された江別市の大学生八木原亜麻(あま)容疑者(20)=傷害致死容疑で送検=と交際していたとみられ、25日夜、午後8時以降にJR大麻駅前の防犯カメラに映っていた。その後、八木原容疑者宅に向かったとみられるという。 長谷さんと八木原容疑者、29日に傷害致死容疑で逮捕された北海道江別市の大学生川村葉音容疑者(20)の3人は北海道釧路市の出身で、それぞれ別の大学に通っていたという。長谷さんは25日夜、列車で江別市に来たとみられるという。(鈴木優香)
朝日新聞社