175㎝の長身で魅せたスイムスーツ姿。トレーニングでコンプレックスを強みに変えた
コンプレックスだった背の高さが強みに
お尻がないと言われ続けた田中選手の目標の身体は「お尻を大きくしてメリハリのある健康的な身体」。そして、「コンプレックスだった背の高さを強みとして、猫背も改善し、綺麗な身体を目指したい」と答えてくれた。目標の身体のために行ったこととは? 「お尻強化のため、下半身のトレーニング回数を増やしました。シーズン中の山登りも気持ちがリフレッシュできて効果的でした。デスクワークのときの姿勢を意識すること。猫背が改善され、周りから姿勢が綺麗と言ってもらえるようになりました。コルセットをすることで、自然と姿勢も綺麗になり、着用時間も徐々に延ばすようにしました」 コンプレックスだった背の高さも大会やトレーニングがきっかけで強みになった。 「審査員や選手の方から、背が高くて華があると評価していただけることが増えて、“背の高さは持って生まれたものだからもっと自信を持って”と言われ、自分の嫌いなところが強みになり、自慢というか自信が持てるようになりました」
摂取カロリーにとらわれすぎない食事
食事面では、「摂取カロリーにとらわれすぎず、その日の自分の身体の調子を見て内容を変えること」が効果があったという。 「時間がないとずっと同じ食事をしてしまい(玄米、ブロッコリー、鶏胸肉、卵など)身体に張りがなくなってしまいました。脂質を減らしすぎてしまったので、魚やアボカドで補いました。また、炭水化物(糖質)を減らしすぎて、集中力が途切れてしまうことが増えたので、玄米ではなく白米に変えて、量も増やすことでしっかり眠れるようになって睡眠の質も良くなり、減量も捗るようになりました。減量中はこの食事に加えて朝の有酸素運動を取り入れること、大会のためだけでなく、朝ご飯をしっかり食べることで仕事も捗るようになりました」 オールジャパンフィットモデルチャンピオンシップスでは安井友梨選手と同じ階級で同じステージに立った田中選手は、ボディメイクへや大会への意識がさらに高まった。 「憧れの安井選手や素晴らしい選手の方たちとステージに立てて夢のような時間でした。これまでは、大会に出場するだけで自分には十分と思っていたけど、今回(去年)このような光栄な順位をいただいて、順位にこだわる必要はないけど、今年自分の結果を超えられるよう頑張りたいと思いました。2024年オールジャパン入賞が目標です!」 トレーニングの継続や大会に出場したことで、様々な出会いがあったという田中選手。 「トレーニングや大会に出場する事は自己投資ですが、その枠をこえて、たくさんの人達に応援していただいています。恐縮するくらい、SNSを通じてメッセージをもらったり、友達や会社の仲間から手紙をもらったり、応援してくれる人たちのパワーが勇気や元気になり、自分の頑張る源になっています。私はまだまだだけど、応援団は一流です!(笑)。友達、会社やジムの仲間、家族、心からの私の誇りです。SNS等でトレーニングや大会のことを発信することで、ありがたいことに『私もちょっと頑張ってみようと思います』『田中さんがきっかけでトレーニングするようになりました』と声をかけてもらうことが増えたので、これからも大好きなトレーニングを継続して、挑戦し続けることで、身近な人たちの明日を頑張る小さなきっかけになれたら嬉しいです」
取材:FITNESSLOVE編集部