175㎝の長身で魅せたスイムスーツ姿。トレーニングでコンプレックスを強みに変えた
2023年9月に開催されたオールジャパンフィットモデルチャンピオンシップス・フィットモデル163cm超級で長身を活かした華やかなステージングで観客を魅了した田中亜衣(たなか・あい/38)選手。トレーニングをする以前は身長175㎝の背の高さがコンプレックスだったという田中選手はトレーニングとコンテスト出場を通じてコンプレックスを強みに変えた。 【写真】田中亜衣選手の長い手脚としなやかなボディライン
以前は続かなかったトレーニング
田中選手は2021年36歳のときに本格的にトレーニングを開始。以前にも数回ジムに通ったていたが、すぐに辞めてしまっていたという。本格的にトレーニングをするようになった理由とは。 「35歳を越えて、お尻や胸が垂れたり、シワが増えたりと自身の身体の嫌なところばかりが目につき、自分を変えたくてジムに通いました。友達がふいに撮った写真の自分の後ろ姿(お尻の垂れ下がったヒョロヒョロの姿)にショックで衝撃を受けたことを覚えています」 そして、子宮頸がん検査で腫瘍が見つかり要検査になり改めて健康について考えるようになった。 「結果を待っている期間、悪いことばかり考えたり調べて落ち込んだり、自分が思い描いていた未来はないのかと思うと食事も喉を通らなくてつらかったです。結果は良性でそのときの安堵感と医者の前で大号泣した情けない自分が忘れられないです(笑)。今は問題なく過ごせていますが、改めて健康について考えるようになり、自分の身体の嫌な部分も踏まえて、変わりたいと思いました」 現在は基本は週3回、脚、お尻、肩、背中の分割で1時間30分程のトレーニングをしているが、仕事の忙しさによって分割を工夫している。 「週3日トレーニングの場合は、脚+お尻、肩、背中で、週5日行ける場合は、脚、お尻、肩、背中、肩や脚、お尻、肩、背中 脚など、弱い部分を2回しています!」 以前は周りにいる凄い選手と自分を比べてしまい、鏡に映った自分が全然成長していないように感じ、睡眠時間を削ってでもトレーニングをした結果、逆にハリのないギスギスした身体になってしまったという。 「今は遅くなった日は、思い切ってトレーニングをオフにして睡眠を優先するようにしました。疲労を回復することで、仕事もトレーニングも前向きに取り組めるようになりました」