W杯アジア最終予選 狭いピッチ、レーザーポインター攻撃 中国の“対策”に日本は
サッカーワールドカップアジア最終予選。日本代表は19日、中国に見事勝利しました。 【画像】相次ぐ“まさか”が続々…カタール・韓国が苦戦 内田篤人さん 「アウェーの中、素晴らしい試合でした」 ヒロド歩美キャスター 「内田さんの解説でたっぷりと見ていきましょう」
■準備されたセットプレー 伊東「練習でもうまくいった」
およそ4万5000人、真っ赤に染まった完全アウェーでの一戦。日本の国歌斉唱中には大ブーイング。試合中には選手にレーザーポインターなど嫌がらせを受けました。 さらに、ピッチが通常より両端およそ2メートルずつ、合計およそ4メートル横幅を狭めてきたんです。ピッチの横幅は通常68メートル。ただし、ルール上では64メートルから75メートルと決まっていて、今回はギリギリのおよそ64メートルとなります。 内田さん 「4メートルってすごい選手にとって全然違うんですね。日本は相手にプレッシャーをかけられる前に早くサイドに伊東選手、中村選手といった突破力のある選手にボールをさばきたいんですが、思っているよりもプレッシャーを早く感じたと思うんですね。スペースがないというよりは時間がないといった感覚」 ヒロドキャスター 「久保選手もこのように語っていました」 久保建英選手(23) 「とにかく狭かったですね。多分テレビで見てるより相当狭くて。ヨーロッパでやってるチームより(ディフェンスの寄せが)速いイメージがありましたし、ちょっとびっくりしましたね」 そんな中、前半39分久保選手からドンピシャのシュート。 内田さん 「このプレッシャーの中でも久保選手この惜しいシュート。振りも相当速く振っているのでいいシュートだったんですがコーナーキックですね。いいボールといいヘディングの角度です」 さらにコーナーキックのチャンス。伊東純也選手(31)、町田浩樹選手(27)そして最後、板倉滉選手(27)が決めました。 内田さん 「注目してほしいのが町田選手です。ニア、近い方にボールのタイミングが入る。この膨らみ方と1回、離れてから相手の裏をとって入り込んでいく。対戦相手の中国の選手の前に入っていくのが非常によかったですね。しっかり準備されたセットプレーだったと思います」 ヒロドキャスター 「ニアへ入るタイミングですね」 内田さん 「ピッチは狭くて苦戦する中でも、セットプレーで2点取れたのは非常に大きかったですね。ゲームの流れを引き寄せた大きな得点だったと思います」 伊東選手 「練習でニアを狙っていって(町田が)そのまま直接か、そらしてゴールというのは練習でもうまくいっていたので、いい形だったと思います」 後半、さらに小川選手がもう1点を追加。日本が中国の対策を上回り、3対1で勝利しました。