『ささ恋』加隈亜衣が感じた“香織役として”のもどかしさ アフレコ現場でも女子校ノリを遠慮なく…【インタビュー】
テレビ朝日系全国ネット“NUMAnimation”枠にて放送中のTVアニメ『ささやくように恋を唄う』について、先日5月18日(土)に最新第6話「ひとめぼれと、約束の日。」が放送された。これを記念して、本放送前に本作にて橘香織役を務める加隈亜衣さんへのオフィシャルインタビューが公開された。 【画像】真理とのスキンシップが強めなおっとりの橘香織(インタビューカット全4枚) 昨週の筒井真理役・小原好美さんに続く今回のインタビューでもメインキャラクターのクラスメイトという立場での心境、そして真理との関わりについても語られている。 ※以下、第5話までの内容を含みます。ご注意ください。
橘香織は全く裏表ないキャラクター。真理との関わりは「シンデレラフィット」
――加隈さん演じる、橘香織の第一印象はいかがでしたか? 加隈亜衣さん(以下、加隈) いつも目を閉じてニコニコしたタイプのキャラクターって、どこか裏があるイメージだったんです(笑)。香織もそうなのかなと思いきや、まったく裏表のない、みんなと楽しくいられるのが一番という子で、その印象はずっと変わりませんでした。 誰かが曇った顔をしていたらちゃんと寄り添えるし、人の気持ちを察するのも得意でみんなが仲良くなれるようにする。自由気ままに振る舞っているように見えて、実はバランサーに近い子なんです。その中でも真理へのラブが前面に出ているので、原作を読ませていただいたときは、二人の関係性をもっともっと掘り下げてほしいと思いました。 ――香織を演じるうえで、どのような役作りを意識されましたか? 加隈 率先して相手の気持ちを引き出すというよりも、相手が言ったことを受けて背中を押すことが多いので、相手に寄り添うことを大事にしました。「こうしたらいいんじゃない?」と強く迫るのではなく、「いいね、いいね」と柔らかく、温かく声を掛けるようなイメージですね。話しやすい子だなと思っていただけるように演じています。 ――共感ベースで人と接するタイプだと意識されているんですね。 加隈 もちろん香織なりの考えはあると思いますが、まずは相手を受け入れるのが香織のいいところだなと思っています。 ――そういうタイプだからなのか、彼女が画面に登場すると世界が柔らかくなるような印象があります。 加隈 香織がいると、温度が高すぎず低すぎず適温になるというか、居心地がよさそうな空気になるんです。 ――香織は真理のことをとても気に入っている様子ですが、お芝居でも意識されているんですか? 加隈 幼い頃から一緒にいて、何かとハグをしにいくので、真理への気持ちは特別なものがあるんだろうなと考えながら演じています。 ――確かにスキンシップが多めですね。 加隈 きっとSSGIRLSのメンバーのことはみんな大好きなんだと思いますが、直接的に好きといったり、抱きついたりと、特別な愛情表現をするのは真理に対してだけなんです。抱きついたときのすっぽりとはまる感じを見ると、ちょうといいサイズ感なのも大きいのかもしれないですね(笑)。真理はシンデレラフィットする相手なんです。