『ささ恋』加隈亜衣が感じた“香織役として”のもどかしさ アフレコ現場でも女子校ノリを遠慮なく…【インタビュー】
リアルでも真里役・小原好美と親睦
――確かに、真理は淡々としているのにどこか柔らかさが感じられます。 加隈 その柔らかい声から繰り出されるフルネーム呼びがかわいいんです! 人をフルネームで呼ぶといえば(『花より男子』の)牧野つくしの「花沢類」のイメージだったんですが、そのイメージが塗り替えられました(笑)。 ――前回のインタビューで、小原さんとはプライベートでも仲がいいと伺いました。 加隈 お家にも遊びに行ったことがあります。ここちゃんのInstagramを見て、まるでお店みたいなお家だなぁと思っていたんですが、実際にお邪魔したら本当にお店みたいな雰囲気で。こんなに素敵なお店があったら絶対に通いたいって思うくらいおしゃれでした。しかも、お料理までたくさん振る舞ってもらって。生活力がすごいというか、いろいろな憧れが詰まったお家でした。 ――では、同じSSGIRLSの依についてはどのようにご覧になっていますか? 加隈 きっと視聴者の皆さんも同じ気持ちだと思いますが、見た目はクールで温度感も低そうなのに、モノローグはかなりおしゃべりで、感情がすぐ表情に出てしまうところが本当にかわいいです。ひまりの行動一つ一つに「かわいい、かわいい」と言って、クールな表情を崩している君が一番かわいいよと思いながら見ています。 ひまりに歌ってほしいと言われてすぐに歌ってくれるところも素敵ですね。恥ずかしいから遠慮するのではなく、ひまりのことも歌も本当に好きだから歌う。そういうところがかっこいいなと思います。 ――第4、5話では依を巡って、亜季がひまりを牽制するような場面もありました。 加隈 ひまりと依がメインのお話かと思いきや、亜季も重要なポジションなので、香織を演じる身としては亜季にも幸せになってほしいなと願いながら見ていました。ただ、亜季は一体どうしたいのか周囲からはまったく読めないので、事情を知らない香織や真理が応援できる環境にないんです。それがもどかしくもあり、いじらしくもあります。 現段階だと亜季が怖い人に見えるという方もいるかもしれませんが、最終回まで見て振り返ったときに、いろいろ「そうだったのか!」と納得できるポイントがあるので、ぜひ最後まで見届けていただきたいですね。 ――では、ひまりについてはどのようにご覧になっていますか? 加隈 ひまりの人懐っこさ、優しさはみんなにお手本にしてほしいくらいです。例えば、人に褒められたときに「そんなことないです」と否定するのではなく、そう思ってくれたあなたの気持ちが嬉しいですと伝えられるタイプなんですよね。それを自然とできるところが素敵ですし、人として見習うべき点がいっぱいあります。ただ、前半は無邪気で天然なところがちょっとずるいなと思うときもありました(笑) ――確かに、ほんのり魔性を感じさせるところがありましたよね(笑)。 加隈 でも、依や亜季、百々花たちとふれあっていくうちに、今まで知らなかった感情にも気づいていっているようなので、もともと素直で優しいひまりですし、誰かを傷つけるようなことはないだろうなと信じています。