お金に時間は使わない「ほったらかし貯め」。増やす使い方を優先に
お金の勉強は好きでも、コツコツ節約するのは苦手。投資も興味はあるけど、値動きをチェックするのは面倒…。ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんによると、そういうタイプの人には「初めだけがんばって貯まる仕組みをつくり、放っておいても貯まる家計を構築する」ことが大切だそう。今回は、資産3000万円を達成し、インスタグラムなどで「ゆる投資」を発信するさぶさんに「ほったらかしでも貯まる家計」についてお聞きしました。
時間も手間もかけず、効率よく資産アップ!
「資産は増やしたいけど、お金に手間と時間はかけたくない」というさぶさん。NISAを使った運用も、最初にカードで投資信託を積み立てる仕組みをつくって、「あとはほったらかし」 「新NISAのつみたて投資枠では、ほとんどの銘柄を毎営業日に300円ずつ自動で購入するように設定。平均購入単価が抑えられるし、長期での運用が前提なのでほったらかしでOK。短期的な値動きも気にしません」 ハイリスク商品に投資して値動きに一喜一憂した時期もあったそうですが、「心がすり減るばかりで…。今の方法にして、投資がうまくいくようになりました」。 日々のやりくりも手間と時間をかけた節約より、メリハリをつけた買い物で無駄をカット。 「よく使う食器などは多少高価でもいいものを買い、逆に、洗剤などはポイ活や株主優待で徹底的に安くすませます。買ったものの満足度が高いから、リバウンドゼロで出費も自然にダウン」 ゆるく続けて、資産3000万円を達成した仕組みづくりのコツを教えてもらいました。
●増やす仕組みを整え、あとはほったらかしに
新NISAを利用して投資信託を購入。 「毎月楽天カードのクレジット決済で自動で積み立てています。ほうっておいても運用が継続でき、ポイントも貯まってダブルでおトク!」 <見直しはボーナスのタイミングのみでOK!> 銘柄の見直しは、ボーナスが出たときの年2回のみ。 「数字を見ながら夫婦で話し合い、増えていたら励みに、思ったより増えてないと、『もっとがんばろう!』とモチベーションアップにつなげています。
●投資はとにかく安定型に。損を避けて最後に勝つ
中身がよくわからないハイリスク商品は避け、わかりやすくシンプルな投資信託に投資。 「長期運用でリスクを減らし、複利でお金を増やして、最後に勝ちを狙います」
ESSE編集部