「エアコン」vs「石油ストーブ」暖かいのはどっち? それぞれのメリット・デメリットも解説
エアコンの暖房と石油ストーブでは、どちらが暖かいのか、気になっている人も多いでしょう。両者は、それぞれメリットとデメリットがあるため、購入する際はそれらを考慮して選ぶことが大切です。 本記事では、エアコンと石油ストーブ、どちらが暖かいのかをはじめ、それぞれのメリット・デメリット、かかる費用を解説します。 ▼「オイルヒーター」は暖かいけど、電気代が大変なことに! 1ヶ月でいくらかかるの?
エアコンと石油ストーブ、どちらが暖かいか
両者の熱量を比較すると、前者は50~60度であるのに対し、後者は100度以上、場合によっては200~300度にもなる点が特徴です。石油ストーブは熱量がとても大きいため、より暖かさを感じられるでしょう。また、輻射熱で暖めるため、近くにいれば暖かさを感じられるのはもちろん、少し離れた場所であっても暖かさを体感できます。 一方、エアコンは、部屋の上方の空気は暖かくなるものの、冷えた空気は下に集まるため、暖房をつけていても足元が暖まらず、寒いと感じやすいでしょう。エアコンと石油ストーブはそれぞれメリット・デメリットがあるため、どちらがよいかは一概にいえませんが、部屋全体を早く暖めたい場合は、石油ストーブが適しています。
メリット・デメリットを知ろう
ここでは、エアコンと石油ストーブそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。 ・エアコンのメリット・デメリット エアコンのメリットは、やけどの心配がない点が挙げられます。一般的にエアコンは、部屋の上方に取り付けるため、直接触る可能性が少なく、温度も高温ではないため、やけどを負うリスクがほぼありません。細かな温度調整ができる点、空気を汚さない点などもメリットです。 一方、デメリットとしては、外の気温が低すぎるとパワーダウンしてしまい、部屋の温度がなかなか上がらない点が挙げられるでしょう。また、部屋の上の空気は暖まるものの、下に冷たい空気がたまり、循環するには時間がかかる点などがあります。 ・石油ストーブのメリット・デメリット 石油ストーブのメリットは、熱量が大きいため、暖かさを感じやすい点が挙げられます。輻射熱なので、距離が少し離れていても暖まるでしょう。また、電気が不要なので、停電時でも使用できる点がメリットといえます。 一方、デメリットとしては、定期的な灯油の補充が必要になるため、手間がかかる点が挙げられるでしょう。ほかにも、換気をしないと一酸化炭素中毒になる危険があるほか、地震で倒れると火事になったり、子どもが触ってやけどをしたりする恐れがある点に注意が必要です。