「エアコン」vs「石油ストーブ」暖かいのはどっち? それぞれのメリット・デメリットも解説
かかる費用はいくらか
エアコンと石油ストーブそれぞれを1日・1ヶ月使った場合の費用を紹介します。 ・エアコンの費用について エアコンの電気代は、「kW(1時間あたりの消費電力)× 1日の使用時間(h)× 1kWhあたりの電力量料金」で算出可能です。1kWhあたりの電力量料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた電気料金単価の目安である31円を使用します。 消費電力は、機種や使用する状況によって異なりますが、ここでは800Wと仮定すると、1日使用した場合の電気代は「0.8×24×31=595.2」であり、約595円になるでしょう。同じ条件で1ヶ月(31日間)使用すると「595×31=18445」となり、1万8000円程度かかると想定できます。 ・石油ストーブの費用について 石油ストーブの1時間あたりにかかる灯油代は、「灯油1Lあたりの価格×その石油ストーブが1時間あたりに消費する灯油量」で算出可能です。灯油1Lあたりの平均価格は116.6円(2024年2月21日時点)で、石油ストーブが1時間あたりに消費する灯油量を0.2Lと仮定すると、「116.6×0.2=23.32」となります。 これをもとに、1日使用した場合の灯油の料金を計算すると、「23.32×24=559.68」で約560円かかるでしょう。1ヶ月(31日間)使用すると「560×31=17360」となり、1万7000円程度と想定されます。これにより両者の差はほとんどないと分かります。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて選ぼう
エアコンと石油ストーブは、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。部屋全体を早く暖められるのは石油ストーブですが、小さな子どもがいる家庭などは、安全面を考えるとエアコンのほうがよい場合もあるでしょう。どちらが使いやすいかは、生活状況などによっても異なるため、両者のメリット・デメリットを踏まえて、使いやすいほうを選ぶことが大切です。 出典 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A 経済産業省資源エネルギー庁 給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部