【岐阜県知事選】20年ぶりの新人対決 古田知事がやり残した課題は…人口減少対策どうする?
4年前の岐阜県知事選にも出馬した江崎氏
12月、岐阜駅前であいさつ活動を行っていた元内閣府大臣官房審議官、江崎禎英 氏(60)。自民、立憲民主、国民民主、公明党から推薦を受けています。 4年前の岐阜県知事選にも出馬しましたが古田知事に敗れました。 あれから4年。ほぼ毎日欠かすことなく県内を回り、地域の声を聞いてきました。 「県内ずっと回っています。それこそ地球4周分、約16万4000キロ」(江崎氏) また、交流の場を作ろうと、大学生の時から35年ほど続けてきた合気道の道場を3年前に岐阜市に構えて指導も始めました。 選挙戦では、観光や農業の振興、災害などに強い医療・防災システムの整備などを訴えています。 人口減少対策では、若い女性や子育て世帯が安心して働ける環境作りを訴えています。 「人口流出に対して、若い人、特に若い女性が魅力を感じて、この地域に残ってもらう。子育て中のお母さんが安心して働ける場所。その中で未来を考えることが必要です」(江崎氏)
和田氏は初めての選挙戦
一方、岐阜市の街頭で第一声をあげたのは、共産党推薦で産業カウンセラーの和田玲子氏。 今回が初めての選挙戦。12月の街頭活動では…。 「回数重ねてきて自信をつけて、なんとかここまで来ているかなという感じです」(和田氏) 人前で話すのは、まだ緊張した様子です。活動中、手元を見ると話す内容が書かれたメモが。 「たくさん要求を伝えたいので、要点だけおさえて、忘れそうになったら(メモを)見て漏れがないようにしたいと思います」(和田氏) 18歳までの子どもの医療費の無償化や女性の社会進出促進、リニア中央新幹線の工事中止などを訴えます。 人口減少への対策については…。 「若い世代、特に女性が県外へ流出する率がかなり高いらしい。そのためには賃金が愛知県と比べて遜色ないように引き上げていく必要がある。子育て支援をしっかり県が支えてくれる、市町村が支えてくれるってことになれば、岐阜県が住みたい県になっていくのかなと思います」(和田氏) 岐阜県知事選挙は26日(日)に投票が行われます。