トヨタ、NVIDIAのAI技術であるNVIDIA PhysXとOmniverseを活用しロボットの動作を検証
NVIDIAは11月13日、同社のAI技術を組み込んだNVIDIA PhysXとOmniverseがトヨタ自動車の自動車製造におけるデジタルツイン構築に採用されていることを発表した。 トヨタがNVIDIA PhysXとOmniverseを組み込んでいるのは、ロボットの作業とロボットの動作の再現検証の部分。金属鍛造機能を向上させるためロボットの動きとグリップの物理シミュレーションに利用されているという。これにより、鍛造品を運搬するロボットのティーチングの時間を短縮するのに役立ている。 Omniverseにより、トヨタは質量特性、重力、摩擦などをモデリング。その結果をテストの物理的表現と比較している。これにより、溶接、操作、そしてロボットの動作の処理に役立てている。そのほか、高度なスキルを必要とする問題や、スループットを向上しつつ、鍛造ラインでの高温で厳しい作業環境を回避するための、ロボティクスの熟練従業員のノウハウを再現している。
Car Watch,編集部:谷川 潔