廿日市市の住宅団地にクマ 26日に110番、23・24日にも目撃情報
26日午後11時ごろ、広島県廿日市市四季が丘3丁目で「路上にクマがいる」と110番があった。廿日市署によると、周辺では23日午後6時ごろに宮園6丁目、24日午後3時半ごろに宮園7丁目でも目撃情報があった。クマは成獣とみられる。いずれも住宅団地が広がる地域で、同署は周辺のパトロールを強化し、当面の間、小中学校の登下校中の警戒を強める。 同市内では5月末にも廿日市高(桜尾)の敷地にクマが侵入するなど市街地での目撃情報が多数寄せられた。宮園地区自治会連合会の鶴谷裕一会長は「住民に危害が加えられたらと思うと気が気でない」と不安をにじませた。 市はクマと出合った場合、遠くにいれば慌てず立ち去る▽大声を出したり石を投げたりして興奮させない▽ゆっくりと後ずさりして離れる▽走って逃げない―と注意を呼びかけている。
中国新聞社