【上白石萌歌】社会人2年目で見出した演技の醍醐味。「セリフに血を通わせるのが俳優の仕事」
ドラマに舞台に。演技の世界を軽やかに駆け回る気鋭の俳優、待望の最新作は?
ドラマに映画に舞台にと、俳優業のステージをぐんぐんと広げるほか、adieu(アデュー)名義で歌手としても活動し、人気コミックを原作としたドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ系)のシンガーソングライター・EIKO役で見せた名演技と歌唱力が記憶に新しい上白石萌歌さんにインタビュー。希代のアーティストが挑んだ最新作が、気鋭の劇作家として注目される加藤拓也さんが監督・脚本を手がけたドラマ「滅相も無い」です。 俳優 上白石萌歌 かみしらいし・もか●2000年生まれ。鹿児島県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞しデビュー。テレビ・映画・アニメ・舞台・「adieu」名義での音楽活動など幅広く活動する気鋭のアーティスト。2018年、映画『羊と鋼の森』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作に、映画『子供はわかってあげない』(2021年)、『KAPPEI カッペイ』(22年)、ドラマ『義母と娘のブルース』(18年)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(同)、『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』(19年)、『ちむどんどん』(22年)、『金田一少年の事件簿』(同)、『警視庁アウトサイダー』(23年)、『パリピ孔明』(同)など。
演劇×映像の超斬新演出。「滅相も無い」ってどんな作品!?
ドラマ「滅相も無い」は、ある日突然、日本各地のあちこちにドーンと出現した巨大な7つの“穴”をめぐるストーリー。全8話構成で、“穴”に入る順番に従い、年齢・職業・ジェンダーなどが多岐にわたり、さまざまなバックグラウンドを持つ8人の主人公が次々に登場する群像劇です。 政府による3年あまりの調査を経ても正体不明のまま、“穴”は立ち入り制限解除に。中に入っていく人々も出始めましたが、帰ってきた人は誰もいません。やがて、“穴”を神と崇め、「穴の中には救済がある」と主張する教祖・小澤(堤真一さん)が現れ、教団ができあがります。
「滅相も無い」豪華キャスト陣:(上段左から)中川大志さん・染谷将太さん・上白石萌歌さん・森田 想さん (下段左から)古舘寛治さん・平原テツさん・中嶋朋子さん・窪田正孝さん / 堤 真一さん