実家では「だしパック」を使って味噌汁を作っています。「顆粒だし」の方がコスパがよいと思うのですが、化学調味料は体によくないのでしょうか?
味噌汁のだしを取るのに「だしパック」や「顆粒だし」を使う方法があります。「実家ではだしパックを使っていたが、顆粒だしの方が簡単に使えて費用も安いのでは?」と思うこともあるかもしれません。 本記事では、味噌汁を作るのに「だしパック」を使った場合と「顆粒だし」を使った場合の費用を比較するとともに、それぞれのメリット・デメリットや化学調味料である顆粒だしを使うことの健康への懸念点についてもご紹介します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
味噌汁を作るのに「だしパック」と「顆粒だし」を使った場合の費用を比較
まずは、だしパックと顆粒だしの費用を比較してみましょう。 例えば、9グラム×20袋で430円(税込み)のだしパックを使って2人前の味噌汁を作る場合、1回につき1袋使用するとして、1回あたりのコストは21.5円になります。 一方、8グラム×26袋で700円(税込み)の顆粒だしを使って同じく2人前の味噌汁を作る場合、1回につき2グラム使用するとして、1回あたりのコストは約6.7円です。 だしパックより顆粒だしの方が「コスパがいい」といえるでしょう。
「だしパック」と「顆粒だし」のメリット・デメリット
だしパックと顆粒だしのどちらを使用するか迷ったときは、それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。 かつお節や煮干し、昆布などをお湯で煮立ててその抽出液をだしとして使用するもののことを「天然だし」といいます。だしパックは、これらの天然素材を粉末状にしたものをパックに入れたもので、袋ごとお湯に入れるだけで手軽にだしをとれます。 食品由来の必須アミノ酸やDHA・EPAがとれることなどもメリットの一つです。ただし、パックに入っている素材の量が決まっているため、味の微調整が難しいというデメリットもあります。 一方、顆粒だしはかつお節や煮干しなどの粉末を化学調味料や塩分、酵母エキスなどの添加物で味付けしたものです。お湯に溶かすだけで後から取り出す必要もないのでだしパックよりさらに手軽で、味の微調整が可能な点もメリットといえるでしょう。ただし、化学調味料や塩分などによる健康への影響を心配する人もいるかもしれません。