このままではマズイ…。J1リーグ、前半戦ガッカリだったチーム(5)ホームでうんざりな成績…。点取れず、守れず
2024シーズンの明治安田J1リーグは折り返し地点を過ぎた。前半戦(第19節まで)の結果を振り返ると、昇格組ながら首位をひた走るFC町田ゼルビアや、盤石の強さを見せる鹿島アントラーズなど好調なチームがある一方で、長く不振に喘いでいるチームも複数ある。今回は、今季のJ1リーグ前半戦で残念ながら低調な戦いぶりとなっているクラブを紹介する。(情報は6月26日時点の『transfermarkt』参照)
京都サンガF.C. 前半戦順位:19位(勝ち点14) 前半戦成績:19試合3勝5分11敗(15得点34失点) 今季絶不調に陥っている京都サンガF.C.だが、特に悲惨なのがホームゲームだ。前半戦の9試合でわずか1勝と多くのサポーターを前に勝てない試合が続き、スタジアムにはため息ばかりが立ち込めている。 攻守両面に課題があるが、1番の問題は守備だろう。第11節から第15節まで5試合連続で複数失点を喫し、第15節サンフレッチェ広島戦に至っては、0-5で大敗しているなど、問題は深刻だ。守備陣の年齢が24歳あたりに固まっており、ディフェンスリーダーといえる選手がいない。それも要因の1つだろうか、被カウンターの場面でディレイさせたり、ブロックを作ったりといった統率がうまく取れず失点する場面が多く見受けられる。 守備の問題は攻撃にまで影響する。特段足元の技術に優れている選手がいるわけでもなく、パスミスからカウンターを受けることが多い。ミスを恐れて横パスが多くなるため攻撃が停滞しやすく、リーグ最少の15得点という数字にもつながってしまっている。中盤には川﨑颯太、前線には原大智や豊川雄太といったタレントがいるだけに、もどかしい攻撃が続いている。 最下位の北海道コンサドーレ札幌との一戦ではなんとか勝利したものの、降格圏脱出までの道のりはまだまだ険しそうだ。
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