【迷惑行為】冬の風物詩「御堂筋イルミネーション」停車して写真撮影が問題に…「注意に従う人少ない」事故の危険も
読売テレビ
大阪の冬の風物詩、御堂筋のイルミネーション。いま、ある迷惑行為が問題となっています。 早いもので、今年も残り1か月。クリスマスも近づき、御堂筋は毎年恒例のイルミネーションできらびやかに彩られています。しかし、ひとたび目線を下げると……。 ずらっと並んだ三角コーン。少し残念な景観ですが、これにはあるワケが―。 属ちひろ記者 「御堂筋では、イルミネーションを撮影する人などの迷惑駐車が問題となっています」 実は、イルミネーションが始まった11月以降、写真を撮る人たちの“迷惑行為”が相次いでいるのです。 この日の取材中にも…。 属記者 「イルミネーションを背景に写真を撮っているようです。信号待ちの時間を利用してバイクの写真を撮っています」 路肩に車を停めて、中央分離帯の上で撮影を楽しむ人や、三角コーンを勝手に移動させて強引に車を停めようとする人が。 この状況にタクシーの運転手は―。 タクシーの運転手 「正直嫌ですね。通りにくいので、両方の側道が埋まってしまう」 (警備員の呼びかけ) 「御堂筋側道すべて駐車禁止となっております」 大阪府は警備員を動員して対応にあたりますが、呼びかけをよそに、撮影を続ける人たち。 話を聞いてみると―。 車を停めている人 「写真だけ撮ったら、すぐに離れるんで。(Q:それぐらいは許して欲しいと?)はい」 車を停めている人 「駐車禁止ですよね。(これは)停車なんで。すぐに動けますよ。『動けっ』て言われたら動きますけど」 また、迷惑行為は駐車だけでなく―。 イルミネーションを楽しむバイク集団や―。 (奇声) 「ふう~!!」 車から身を乗り出し、奇声を発しながら、走り抜けていく人たち。 警備員たちも、頭を悩ませます。 警備員 「今年は特に(御堂筋に来る)台数が多いですね、オートバイも車も。苦情もめちゃくちゃ増えた。なかなか(注意に)従ってくれる人は少ないですね」 事故が起きる危険もあり、迷惑との声が上がる中、管理する大阪府は―。 大阪府・吉村洋文 知事 「違法駐車も減ってはいるんですけれども、実際にあるとは聞いています。御堂筋イルミネーションは、非常にきれいで人気があって、見たいというのはもちろん我々としてはうれしいことですけれども、マナーを守った上でイルミネーションを楽しんでいただけたらと思います」 寒い冬を明るく照らすイルミネーション。周囲に配慮して、楽しみたいものです。