人気インテリアコーディネーター ソファが部屋を素敵に見せてくれると思いがちだけど、実は…「コスパよくセンスアップしたい」人が注目すべきものとは
◆照明はデザイン優先で選ぶ 照明器具は、日中のインテリアのアクセントにもなります。特に、ダイニングのペンダントライトは、デザイン優先で選びましょう。 目線の位置にデザイン性のあるものがあるだけで、空間の印象は変わります。 ペンダントライトのデザインは、大きく分けて2つあります。 線のデザインは主張が強くないので、デザイン性が高くても、サイズが大きくてもインテリアになじみやすいです。 一方、面のデザインは存在感があるので、インテリアになじませたいか、ポイントにしたいのかを考えて、色や大きさを選びます。 その他に、線と面の中間のデザインのものもあります。 それは、シェードにガラスや紙など光を透過する素材が使われているもの。見かけは面のデザインのようですが、灯りをつけると周囲を明るく照らしてくれます。 存在感はありつつ、抜け感があるのでどんなインテリアにもなじみやすいです。 明るさの目安ですが、ダイニングは100W、少し暗めが好みなら60Wくらいです。 最近は電力を表すW(ワット)単位ではなく、光束を表すlm(ルーメン)が一般的になりつつあります。lmだとLDKなら1畳あたり、400lmを目安にします。 私がおすすめすることの多い、照明を扱うネットショップは、「flame」と「ARTWORKSTUDIO」です。比較的お手頃な価格で、おしゃれなものがそろっています。
◆ペンダントライトの大きさと個数 ダイニングテーブルの上に大きめのペンダントライトひとつか、小さめのものを複数つけるかによって、インテリアの印象も変わります。 大きめのものを1灯の場合、スッキリとダイナミックな印象になります。 小さめのものを2灯以上つけると、リズムが生まれて軽やかな感じに。 「ものを減らしすぎて殺風景」と悩んでいる方は、空間に動きがでるのでおすすめです。 照明の大きさは、ダイニングテーブルのサイズによっても変わります。 シェードの直径サイズを、テーブルの幅の3分の1に収めるとバランスがよくなります。 例えば、テーブルの幅が1.5mなら、ペンダントのシェードの直径は50cmくらいです。 市販のペンダントライトの直径は最大60cmを超えると種類が少なくなるので、テーブルの幅が1.8mより大きい場合は、ペンダントを2灯以上つけることを検討してもいいでしょう。 複数つける時は全く同じものでなくても、同じシリーズのもの、色と素材が同じもの、同じデザインで大小が違うものなど、変化をつけてもいいですね。 ※本稿は、『この3つで劇的にあか抜ける 人生が変わるインテリア』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。
大塚彬子
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