伊人気解説者が語るユヴェントスの違和感「期待度を下げるべき。“優勝”が重要なモットーだったなら…」アッレグリ→モッタの新旧体制を分析! | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】イタリアの人気解説者で元インテルDFのダニエレ・アダーニ氏が『DAZN(ダゾーン)イタリア』の番組に出演して、アンドレア・ストラマッチョーニ氏らレギュラー解説陣と共にユヴェントスを語った。 【動画】鈴木彩艶所属の昇格組パルマとドロー
昨シーズン限りで第2次マッシミリアーノ・アッレグリ体制が幕を閉じ、若手指揮官チアゴ・モッタの下で再出発したユヴェントス。だが、多額の資金を投じて獲得した新戦力も含めて選手を対等に扱う指揮官の起用法や、継続して結果を出すことができていない現状に、疑問の声も上がっている。『ダゾーン・イタリア』の「Dazn Serie A Show」に出演した解説陣が議論を行った。 元インテル指揮官のアンドレア・ストラマッチョーニ氏は、新生ユーヴェがまだ建設中であることを強調。「カルチョのアイディアを準備するための仕事をしている。良くない時期も含めて、練習や試合を通じて浸透させていくべきなんだ。むしろ困難の時こそ、アイディアを再確認できるからね」と指摘した。 続けてストラマッチョーニ氏が「しかしユーヴェのファンは、プレー主義というより重要なプロジェクトのための準備期間であることを受け入れているのだろうか」と疑問を掲げると、番組に同席した人気解説者のダニエレ・アダーニ氏がアッレグリ指揮下で“結果主義”と評されてきたユヴェントスに対する違和感を口にした。 「プレー主義や結果主義といった言葉を私は好まない。それよりもユーヴェに対する期待度を下げるべきではないだろうか。ユヴェントスにとって、常に“優勝”が唯一無二の重要なモットーであったならば、直近の4年間で何回スクデットを獲得しただろうか?」 「その答えは“ゼロ”だよ。すなわち、以前の道のりが間違っていたことを意味する。ユーヴェがスクデットを獲得したのは(2020年のマウリツィオ)サッリ指揮下だ。ユーヴェには1200万人のファンがいて優勝を期待している」 「私も、ユーヴェは優勝を目指してプレーしなければならないチームだと思っているし、私でも時間を与えないだろう。そこで誰が正しい道ではないと指摘するだろうか? この分析は正しい一方で矛盾をはらんでいるように思う。それをファンが望んでいるんだ。しかし直近の4年間、第2次アッレグリ体制の哲学では、優勝に近づくことさえできなかった。」
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