英国のアストンマーティンが「DBX707 AMR24エディション」を発表、F1の血統を背景に誕生
F1から得た教訓を駆使して生み出されたモデル
2024年7月3日(現地時間)、英国のアストンマーティンはF1グランプリで戦う「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム」の健闘を讃え、「アストンマーティンDBX707 AMR24エディション」を発表した。F1マシンからインスピレーションを得た内外装デザインを施したモデルで、「AMR24エディション」という名称は同チームのF1マシン「AMR24」に由来する。 【写真はこちら】「DBX707 AMR24エディション」は0→100km/hをわずか3.3秒で加速し、最高速は310km/hに達する。ボディカラーは「ポディウムグリーン」「オニキスブラック」の2種類。(全6枚)
「DBX707」は、アストンマーティン初のSUV「DBX」のハイパフォーマンスモデル。4.4L V8ツインターボは最高出力700ps/最大トルク900Nmに強化され、9速「湿式クラッチ」ATを介して必要に応じて最大100%のトルクをリアアクスルへ送ることができる全輪駆動システムを搭載する。 「DBX707」という車名はその最高出力に由来する。世界最強のSUVであることをアピールするものだが、最高出力を車名に用いるのはアストンマーティンとしては初めてだ。 今回そんなアストンマーティンDBXのラインナップに新たに加わった「DBX707 AMR24エディション」は、DBX707をベースに、F1マシンからインスピレーションを得たという内外装デザインを施すなど、F1から得た教訓を駆使して生み出されたモデル。 ボディカラーは「ポディウムグリーン」「オニキスブラック」の2種類で、ブレーキキャリパーには「アストンマーティン・レーシング・グリーン」「AMRライム」の2色を設定。サテンまたはグロスブラック塗装の23インチ「Fortis」ホイールや、「AMR24」エンジンプラークなども採用される。 またグロスブラックやカーボンファイバーのパネルには、F1マシンのAMR24やF1のオフィシャル・メディカルカーを想起させる、「ライム・グリーン」または「トロフィー・シルバー」のアクセントが施される。
インテリアにもアストンマーティン・グリーンとAMRライム
インテリアではトリムに2種類の配色を用意。ひとつはオニキスブラックのモノトーンに印象的なライムカラーのステッチとパイピング。もうひとつはオニキスブラックとアイフェルグリーンのツートンに、ライムカラーのステッチを施したものとなる。またインテリアの各所に、カーボンファイバーパネルやダーククロム製のパーツ、サテンクロム仕上げのチタンメッシュなども採用される。 これらの装備により、「AMR24エディション」はアストンマーティンのレースの血統をより色濃く反映し、F1マシンやF1公式メディカルカーと同じレーシングアイデンティティを持つモデルとなっている。 また、「DBX707 AMR24エディション」はアストンマーティンのオーディオパートナーBowers & Wilkinsによって開発された新型サウンドシステムを搭載、さらに4月に発表された新型DBX707はアストンマーティンの自社開発による最新式インフォテイメントシステムや斬新なキャビン設計の導入などのアップグレードも行われている。