大阪・吉村市長「政治家の進退は自分で決めるもの」
大阪・吉村市長「政治家の進退は自分で決めるもの」
大阪市の吉村洋文市長は4日午前、大阪市役所で年頭会見を行った。吉村市長は会見冒頭で「今年は任期において最後の年。4年間の最終任期になるので総仕上げとして最後まで力の限りを尽くしていきたい」と述べた。 【中継録画】大阪市の吉村洋文市長の年頭会見(2019年1月4日)
昨年一番大きかったことは「大阪万博の誘致実現」
吉村市長は昨年、いちばん大きかったこととして2025年の大阪万博誘致実現をあげ「これは世界の国際選挙ですけど、それに勝ち上がって大阪が選ばれたということ」と述べた。 今月から博覧会協会の法人を立ち上げ、いかに万博を成功させていくか、具体化を実現させて行きたい方針だ。
今年はG20 開催「世界のなだたる首脳が大阪南港に集結」
昨年は万博誘致や大阪都構想の議論が大きな話題となり20か国・地域(G20)首脳会合が、あまりとりあげられなかったことについても触れた。吉村市長は「プーチン大統領やトランプ大統領、習近平国家主席ら世界のなだたる首脳が大阪南港に集結することになる。G20を成功させ世界に発信していきたい」と話していた。
「しっかり予算は編成していきたい」
昨年末、大阪市を廃止し、特別区に再編する「大阪都構想」をめぐり、民意を問うため、任期満了前に辞職して来年春に行われる統一地方選と同日に出直し市長選へ挑むという報道に関し、記者からは進退を含め今後の展望についての質問が飛んだ。 吉村市長は「予算編成作業中ですけど、しっかり予算は編成していきたい。最後に承認するのは議会なので議会の判断におまかせするしかない」とした。 年末に住民投票の実施時期について、2017年に公明党大阪府本部と大阪維新の会で合意したとされる「合意書」を大阪府の松井一郎知事が会見で公開したことについても触れ「これは2月議会3月議会、なかなか難しい議会になるかもしれませんけど、これは承知の上ですので。そのうえで最後は議会のみなさんの判断だと思います」とも述べた。 また、「政治家の進退は自分で決めるものだと思っている。誰かにどうこう言われるものではないと思っています」とも述べていた。