【フィギュア】鍵山優真、西日本インカレVも「気持ちが弱かった」ジャンプミスに反省
<フィギュアスケート:西日本学生選手権>◇最終日◇20日◇滋賀県立アイスアリーナ◇男子(フリーのみ) 22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が181・22点を記録し、優勝した。 国内初戦。演技前には、位置につく前に音楽が流れるアクシデントが生じたが、動じることなく演じきった。 冒頭の4回転フリップは2回転となり、最終7本目のフリップも1回転に。6分間練習からジャンプがはまらず「難しいジャンプ、コンビネーションで気持ちが弱かった。フリップと最後のフリップ-ループは割と重要なジャンプなので、ミスしてたのは、もうなんとも言えない気持ち」。 今大会に向けて「100%で出し切れるように」と気持ちを高めていた分「悔しい」と反省の言葉が並んだが、4回転サルコーではGOE(出来栄え点)2・91を引き出し、続く4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)など着実に積み重ねた。後半には複雑なステップでも魅了。表現面については「良くも悪くも練習通りできた」とし「スピンもまあ頑張ったという感じ」と笑った。 GPシリーズには、第4戦NHK杯(11月8~10日、東京)と第5戦フィンランド大会(11月15~17日、ヘルシンキ)に出場予定。「自分のやりたい演技ができるかということに焦点を合わせている。今回で出た課題を見直したい」と意気込んだ。