嶋田慶太が総合優勝!芸術的なプロポーションで男子ボディビルでの大快挙を果たす
「No.729 Keita Shimada」 英語で嶋田慶太(しまだ・けいた/39)選手のゼッケン番号と名前が呼ばれたとき、会場が一気に沸き立った。ステージ裏に控えていた日本選手たちも拍手喝采、なかには席から飛び上がる観客の姿も見られた。 【写真】嶋田慶太選手の芸術的肉体美
12月17日(火)から19日(木)の3日間で東京・有明コロシアムにて行われている『IFBB 世界フィットネス選手権&男子ワールドカップ』。嶋田選手が男子ワールドカップで重量別そしてオーバーオール(無差別級)優勝に輝くという快挙を達成した。 嶋田選手が今大会でエントリーしていたのは男子ボディビル75kg以下級のみ。この階級での優勝を果たし、オーバーオール(無差別級)の審査へと進んだ嶋田選手。オーバーオールでは嶋田選手合わせて6名の選手が並び、比較審査が行われた。 6名のうち3名は外国の選手で、まったく異なる体格。そんな中でも見事に優勝を飾った嶋田選手が、開口一番に放った言葉は「来年は世界選手権ですね」。 日本選手権から今日という日に向けて、少し食事量を増やしまた11月から減量に入ったという嶋田選手。なんとトレーニングも週5日から6日に増やしたという。 「疲労困憊で朝も二日酔いみたいな感じになっていましたが、何とかここまでやって来れました。男子ワールドカップという舞台で総合優勝できたことは素直にうれしいですが、来年は世界選手権を狙って行きたいですね。来年は日本クラス別を80kg以下級で出たいです」 2024年を素晴らしい結果で収め、一区切りついた嶋田選手に明日は休むのか、と尋ねてみたところ何とも嶋田選手らしい答えが返ってきた。 「明日もトレーニングですよ。ルーティン的に肩ですね」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:小笠拡子 撮影:中原義史