国立小学校と公立小学校、どちらが良い? 子どもを両方に通わせた母が感じた「大きな差」
国立小学校と公立小学校、実は同じところも多い!
①使う教科書が同じ 国立小学校も公立小学校も、使う教科書は同じものです。地域によって多少ちがいはありますが、どちらも国や地域が指定した教科書を使います。 実際に、長男と次男は全く同じ教科書を使っています。特に国語の教科書では、年度が変わって教科書が改定されても同じ物語を扱うことが多いので、次男が音読していると長男が「懐かしい!」とよく言っています。 ②授業の進度が同じ 授業の進度も同じです。国立小学校も公立小学校も、学年に沿って授業が進みます。私立小学校のような先取り学習などは、基本的にはありません。 以上、国立小と公立小の共通点を挙げましたが、国立小学校によっては、先取り学習をするところもあります。使う教科書が特殊だったり、そもそも教科書に沿って授業をしない学校も。学校や先生によって、授業内容に大きく差があるのが、国立小学校の特徴のひとつといえるでしょう。
結局、どっちが良いのか?
国立小学校と公立小学校、結局どっちが良いのか。実際に息子2人を通わせて感じたのは、「子どもに合った学校がいちばん」ということ。 国立小学校は、学びの幅が広がるため、知的好奇心が強い子には良い刺激になるでしょう。ですが、教科書どおりではない授業や、勉強熱心なお友達に囲まれることに、負担を感じる子もいると思います。 公立小学校は、いろいろな考えのお友達と楽しく遊べるのが魅力的ですよね。ですが、学びの面では画一的になりやすいため、物足りないと感じる子もいるかもしれません。 わが家の場合、知的好奇心の強い長男には国立小学校が、いろいろなお友達と遊ぶことが好きな次男には公立小学校が合っているなと、心から思っています。小学校受験では、合否を「ご縁」という言葉で表現しますが、まさに「縁のある学校」に導かれるなと。 私たち親は、「国立小学校」「公立小学校」「私立小学校」と、ついカテゴライズして考えてしまうこともありますが、表面的なことだけで判断するのでなく、その子にあった学校を選ぶことが何よりも大切だと感じています。 【Profile】すみれ(@suuuumam0513) 小4男子、小2年男子の二児の母。自身は中学受験を経験し、私立中高一貫校を経て大学へ。 出産を機に退職し、現在はフリーランスのWebライター、企業のインスタ運用を受託。 著書に「【幼児教室では身につかない】小学校受験 家庭でできる22のこと」(Amazon kindle)