スパルコの電動キックボード! 高性能ポータブル冷蔵庫! エヴァグッズ! FSWで開催されたジャパントラックショーの面白すぎる出展物を集めてみた
カーライフだけでなくいざというときも!
車載冷蔵庫といえば、サイズや性能など星の数ほど商品があふれているものの、アメリカのENGEL社は50年以上の技術と実績を誇り、「最初の1台、あるいは最後の1台」として最適なものに違いない。 たとえば、自作キャンピングカーには各種サイズが豊富なビルトインタイプがオススメだし、車外にもち出せるポータブルタイプもクルマのサイズや用途に合わせてさまざまなタイプがラインアップ。 また、電気を使用しないクーラーボックスもENGELの保冷性能や耐久性は他社を圧倒せんばかりだ。分厚い断熱材や真空バルブ技術によって平均気温26度のなかでも6日間は氷が解けないという素晴らしさ。とりわけソフトシェルシリーズは運搬性にも優れているため、いざという時にも背負っていけるなどサバイバルにも最適だろう。 なお、ENGELは他社製品に比べてお手頃な価格というのも見逃せない。レジャーや仕事といった場面だけでなく、災害への備えというポイントでもチェックしておきたいブランドである。
トラックショーらしいもの、そうでないもの
運送業界を襲った2024年問題は、当然トラック業界、および周辺のパーツベンダーなど関連業者にも深刻な打撃となった。これは、老舗工具メーカーのTONEがショー会場でメインに出品していた「コードレス電動タイヤレンチ」の説明を聞いても明らかだった。 同社によれば、現在は24問題によってトラックや運送車両が工場へ出向く時間すら節約されており、修理業者やタイヤショップなどはほとんどが出張業務になっているという。 もちろん、小型トラックなどにコンプレッサーを搭載したメンテナンス業者もいるが、作業をする現場での手順を考えれば、コードレス工具は圧倒的なアドバンテージを持つのである。同製品は省力化に加え、高精度なトルク管理を実現しており、業者だけでなくセルフメンテをするユーザーにも心強い商品であること間違いないだろう。 もうひとつ目についたのはリフターなど専門業者向けの工機をリリースしているALTIAから出品されていた「エヴァンゲリオン」グッズ。レースファンには赤いロゴがお馴染みだろうが、ショー会場ではあえてエヴァのカラーリングを施したポータブルバッテリーや、スポンサーをしているレースカーのミニチュアカーなどプレミアムなグッズが揃っていた。 ちなみに、同社はエヴァカラーのカーリフトまで発売した経緯があり、クルマ好きに加え、アニメファンまで取り込んだという素晴らしい(?)実績がある。
石橋 寛