ドキュメンタリー映画「ファイト」舞台あいさつで大仁田厚がブル中野の夫婦関係にダメ出し
今年4月にデビュー50周年を迎えたプロレスラー大仁田厚(67)のドキュメンタリー映画「ファイト」(全国順次公開中)の公開記念イベントが7日、東京・シネマート新宿で開催され、主役の大仁田と、出演者のブル中野(56)が舞台あいさつに登場した。 プロレス界に革命をもたらした電流爆破のカリスマ大仁田の生き様を中心に、“何かと戦っている人々”を多角的に映し出していく本作。上映終了直後の興奮冷めやらぬまま、集まったファンの拍手を浴びながらまず大仁田が1人でステージに現れ、電流爆破マッチが生まれた理由について説明した。 プロレス人生50年間で通算7度の引退を数える大仁田は「僕は見た通り大きい男ではないんですよ。ジャイアント馬場さんとか、ジャンボ鶴田さんとか(大きな選手が)みなさんいまして。ヒザも悪いし、今では人工ヒザなんですけど。普通のプロレスをやってたら負ける。じゃあ勝つためにどうしたらいいのかって考えたんです」とノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチを考えた時の心境について説明した。 大仁田は印象に残るレスラーについて、有刺鉄線に頭から飛び込む勇気を持った高山善廣、270キロの巨体でボディプレスされ、初めて胸の骨を骨折したという曙、そして一方的にやられたという長州力らの名前を挙げ、「自分の好きなことをこうやってやれることはすごく幸せだと自分では思っています」と笑顔を見せた。 その後、壇上にブル中野も登場。大仁田は「自分の人生、絶対楽しいと思わなきゃだめ。旦那とうまくいってるの?どうなん?好き?」となぜか根掘り葉掘り質問。ブルが「普通よりは(好き)」「空気のような存在で」などと答えると「それが良くないんですよ。空気のような存在って一番良くないよね」などとダメ出し。 さらにブルが「本当に付き人のような人で、私の幸せを自分の幸せのように感じてくれる」と付け加えると「それダメじゃん!」と繰り返し、ファンの笑いを取っていた。【千葉修宏】