県内でインフルエンザ患者が急増 10代は4倍に…医師がワクチン接種呼びかけ
南海放送
愛媛県内ではインフルエンザの患者が急増し、県全体で「注意報レベル」となっています。様々なイベントが続く年末年始に向けて…医師は「今からでも遅くない」とワクチン接種を呼びかけています。 最低気温が松山で今シーズン最低の4℃となるなど、県内では多くの地点で12月下旬並みの冷え込みとなったきょう。 松山市の中心部では… 杉本記者: 「先ほどから大街道の様子をみていますと、マスクを着けている人の姿が目立ちます」 一番町交差点でおよそ10分定点観測したところ、通行人のおよそ半分がマスクを着用していました。 Q.なぜマスクしている? 女性: 「寒いからつけようかなと」 女性: 「感染症の予防です」 Q.気になりますか? 「はい」 男性: 「コロナからずっと習慣になっとる」 県の最新のまとめでは、今月8日までの1週間の定点あたりのインフルエンザ患者報告数は11.42人と、前の週の2.4倍に急増。特に10代はおよそ4倍に増え、県全体では今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があることを示す‟注意報レベル”となっています。 松山市の内科では… 越智クリニック 越智邦明院長: 「いつも通りA型が99%、B型が1%ぐらい」 こちらでもインフルエンザの患者数は増加傾向で先週、1日あたり4人だったのが今週は10人に。 越智院長: 「例年は12月末くらいから、松山の場合は(流行が)始まって、年末年始の帰省客含めて1月明けから爆発するのが大体今までの法則なんですね。なかなかワクチンが、去年に比べて接種率が悪いのを気にしてたんが、やっぱり12月にこういう形になって表れてくるということだろうと 思いますね」 例年より早く患者が急増している理由に、‟ワクチン接種率の低下”が考えられるということです。 去年、こちらのクリニックでは11月末までにワクチンを接種した人が580人だったのに対し、今年は360人と、220人減少しています。 越智院長: 「12月末にかかるとしたらいまやっとけば大体10日~2週間(ワクチンの)効果きいてくるのに。だからそういう意味では今しといて何らおかしくはない。いま元気な人もぜひ受けといてほしい」 このほか、人混みでのマスク着用、手洗いうがい、「換気」を心がけるなど、基本的な感染対策を呼びかけます。 越智院長: 「いっぱい人が帰ってきてね、ごちゃごちゃになってする時に いろいろ持って帰ってくれますから、九州、大阪、東京からね、必ず。それで救急病院は疲弊するぐらいいっぱいになるんです。毎年、 毎年行事ですね。インフルに関してはすぐにワクチンを、今日にでも打ってほしいなと」