バレー甲斐優斗選手、日本代表でピンチサーバー起用多かったが…レギュラーに負けないスケール感
バレーボールの強豪国が集うネーションズリーグ福岡大会が4~16日に北九州市で開かれ、日本代表は、すでにパリ五輪出場を決めていた男子に続いて女子もその切符を手にした。福岡大会で日の丸を背負って躍動した九州出身選手の五輪メンバー入りが大いに期待される。(崎田良介、緒方裕明) 【表】パリ五輪のバレーボールの日程
宮崎県出身で日南振徳高(宮崎)から専修大に進んだアウトサイドヒッター。学生ながら勝負度胸は満点だ。福岡大会初戦の4日のイラン戦では、第3セットにサービスエースで勝負を決めるなど、思い切りの良さが最大の魅力となっている。
福岡大会では全4試合に出場したものの、ピンチサーバーでの起用が多く、ベンチで控えている時間は長い。ただ、フィリップ・ブラン監督が「有望な選手。これからも彼に(出場)機会を与えていきたい」と期待を口にするように、身長2メートルの高さとプレーのスケール感はレギュラー陣に負けていない。
「九州でバレーボールができたのはすごくうれしかった。もっと試合でいろいろなプレーを見せていきたい」。大会で受けた大きな刺激を力に変え、パリを目指す。