やくみつる氏「爆笑問題の太田くんがいろいろ圧力をかけてきた」と裏話を披露
2日、都内で行われた「現代用語の基礎知識 選『2024 ユーキャン新語・流行語大賞』」の発表・表彰式では、受賞者の登壇前に、選考委員を務めたお笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(54)、女優でエッセイストの室井滋、漫画家・やくみつる氏らが、選考の感想を述べた。 【画像】やくみつる氏「爆笑問題の太田くんがいろいろ圧力をかけてきた」と裏話を披露 パックンは「確かに(今年は)つらいこともいっぱいあった。政治と金の問題もいっぱいあったんですが、2024年は楽しくてはじけた1年だったということも、この流行語大賞から印象を受けるかなと思います」とコメント。一方、室井は「パックンとはずいぶん意見が違いまして、今年はなんだかちょっと寂しい、ちょっとさえない感情の言葉が多かったんじゃないかなと個人的には思いました」と語った。また、芸人の受賞が無かったことから、「今まではお笑いの方が、ここにバ~ッと登場された。(ノミネートの)30語にもなかなか残らないというのは、失言がまずい世の中になってしまったのかな、ちょっと遠慮がちで、正直に物を言うのがはばかられるような世相なのではないのかな」と寂しがった。 やく氏は、トップテンに入賞した女子やり投げ・北口榛花選手の言葉「名言が残せなかった」についてふれ、「“この賞は狙って取れるものではない”ということを、知らしめてくださったと思います。昔『爆笑問題』の太田(光)くんが、なんとか(流行語大賞)取りたいということで、いろいろ圧力をかけてきたんですけど、いずれも狙った言葉でした。でも、箸にも棒にもひっかからずに、こんにちに至っている。この北口さんのセリフを聞かれて、“これは狙って取れるもんじゃないんだな”と改めて知っていただけたんじゃないかなと思います」と冗談めかして笑いを誘った。
テレビ朝日