この夏食べたいかき氷!暑くたって“チョコ”が食べたい!チョコ好きのための3品
今や一年中楽しめるようになったかき氷。とは言え、やっぱり暑い夏こそ食べたくなる。年々趣向を凝らしたタイプも増え、ひと口にかき氷と言っても、食感もトッピングも見た目も幅が広い。今回はチョコ好きも納得のチョコレート専門店のかき氷を紹介する。 ゴディバショップの「ゴディバのチョコレートかき氷」 ■ゴディバ初!こだわりチョコレートを散りばめた「ゴディバのチョコレートかき氷」 一部のゴディバショップ限定で登場しているのが、ゴディバ初のかき氷「ゴディバのチョコレートかき氷」(900円※消費税8%を含む価格、イートインの場合消費税10%)。見るからにチョコレート尽くしなかき氷。そう、ほぼチョコ素材と氷だけのシンプルな構成で、まさにチョコレートをかき氷にしたという一品。 カップの底にはオリジナルチョコレートシロップが入っていて、氷、シロップ、氷、シロップと5層になっている。トッピングにはチョコレートホイップクリーム、その上にはチョコチップとチョコレートソースがのって、トップにはロゴチョコレートという、余計なものが何もない、潔いほどの“チョコ尽くし”っぷり。しかもすべて食感や風味が違うので、食べていても楽しい!特にチョコチップの食感はよいアクセントになっていて、チョコを食べている感じもある。 夏にチョコレートはやや重い印象もあるが、「ゴディバのチョコレートかき氷」はチョコレートの味わいはしっかり感じられるのに、後味はさっぱり。チョコレートシロップやチョコチップなどいろいろなチョコの味わいが重なることで、食べ飽きることなくチョコレートを堪能できる。サイズ感もちょうどいいので、ティータイムはもちろん、食後のデザートとしても食べたくなる絶妙なバランスだ。 ■チョコレート専門店Minimalの「チョコレートかき氷」 カカオ豆の仕入れからカカオの風味を生かしたチョコレート作りまで、全工程を手仕事で行うチョコレート専門店Minimal(ミニマル)富ヶ谷本店。ここで9月30日(月)まで食べられるのが、「チョコレートかき氷」(1210円)。Minimalでは毎年夏に「チョコレートかき氷」を販売しているが、今年はリニューアルし、レモンと合わせている。 「チョコレートかき氷」は4つのパーツに4種のチョコレートを使用した、専門店ならではのチョコレートにこだわり抜いたかき氷となっている。まず、かき氷の中のアイスには、コロンビアのアルアコ族が作るカカオ豆を使った「’Arhuaco(アルアコ)」チョコレートを使用。華やかでフルーティな風味が特徴でレモンの爽やかさとマッチ。 もう1つかき氷の中に潜んでいるのが、なめらかな食感のイタリアンメレンゲを使った甘いシブースト。レモンピールとホワイトチョコレートの組み合わせがアクセントになり、満足感と食べ応えをプラスしている。 そして単品で食べてもおいしいチョコレートゼリー。ナッツのような風味と甘さも感じる「NUTTY sweet」チョコレートを使用していて、ほかのパーツとの相性もいい。かき氷の上にトッピングされているので、まずはそのままで1つ食べてみて。 さらに、「NUTTY bitter」チョコレートを使ったチョコレートソースを全体にたっぷりかけている。チョコの味わいをしっかり感じながらも、スッキリとした味わいになるようにバランスのいい構成は、カカオを知り尽くしたチョコレート専門店のなせる業。 その上のレモンソースが今年のポイント。ビターなチョコレートソースと爽やかなレモンソースの組み合わせは、お互いの特徴を引き立て合い、華やかでフルーティな味わいを広げてくれる。トップに飾られたレモンピールのほろ苦さも上品。 別添えで紅茶の練乳が付いてくるので、食べ進める途中でかけるとまた違った味に出合うことができる。レモンの風味と紅茶の香りでレモンティーのような印象と、練乳の濃厚な甘さ、チョコレートの香ばしい苦味が程よく混ざり合って大人のデザートに。かき氷でもチョコレートの多彩な魅力を感じらえるかき氷は、チョコレート好き必食の一杯。1日15食の限定メニューながら予約はできないので、早めの時間に足を運ぶのがおすすめだ。 ■カラフルで華やかなベルアメールの「ショコラローズ」&「ブルーバタフライ」 2003年に日本で誕生したショコラ専門店ベルアメール。自由が丘店に併設されている「カフェ ベルアメール」にて、一見、チョコレートとは思えないカラフルでかわいいかき氷が2種登場。赤とピンクがかわいい「かき氷 ショコラローズ」(1870円)は、その名のとおりバラを使用した上品で華やかな一品。 バラと同じ香り成分を持つライチのジュレや、色鮮やかなラズベリーを組み合わせて、パフェのように多彩な素材を重ねている。ローズやライチのジュレ、ルビーシャンティ、ライチソルベ、ベリーメレンゲなど、かき氷にさまざまなアクセントをプラス。トッピングには島根県奥出雲薔薇園で栽培された「さ姫」という香り高い品種のバラの花びらを使っていて、ちょっと優雅な気分でかき氷が楽しめる。 清々しい見た目のブルーのかき氷「かき氷 ブルーバタフライ」(1870円)も要チェック。バタフライピーを使用してブルーに彩られたかき氷で、暑い夏に涼しさを演出してくれる。中には夏みかんアイスや白ぶどうジュレ、バタフライピーや白ぶどうのジュレ、グレープフルーツ果肉などが入っていて、見た目の印象どおりの爽やかな味わい。 そしてバタフライピーと言えば、別添えのレモンシロップをかけて色が変わる演出も欠かせない。このワンアクションが加わるだけで、かき氷をより楽しく食べ進められる。どちらも8月末までの販売予定なので、期間中に両方楽しんでみても。 夏の暑さの中ではチョコレートそのものを食べる機会は減ってしまいがちだが、かき氷なら暑い日でもおいしくチョコを味わえる。むしろ夏の今しか味わえないチョコレートのかき氷をぜひトライしてみよう。 取材・文=岡部礼子 ※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。