がん手術後の夜、麻酔が切れてからの痛みは想像以上!朝起きて鏡を見ると鼻の色が…【漫画の作者に聞く】
鼻づまりで病院に行ったら突然「がん」が発覚。 2児の母・やよいかめ(@yayoi_kame)さんの闘病コミックエッセイ「続 鼻腔ガンになった話 未来への道」は、累計5000万PV超えと大反響を呼んだ漫画シリーズだ。 【漫画の本編を読む】麻酔が切れて激痛 2024年春に発売された電子書籍から一部抜粋し、ご本人に漫画の内容や見どころを聞いた。 ■麻酔が切れてからの痛みは想像以上 がん手術の全身麻酔が覚めた直後、声が出ないというトラブルに巻き込まれた。喉の奥に包帯が垂れ下がっていたとわかり、お医者さんが取り除いて一件落着。しかし、次なる苦しみが襲いかかる。 麻酔から覚め、時間が経つににつれて、激痛が襲ってきたのだ。あまりのつらさに、痛み止めを飲み過ぎてしまうほど。さらに、朝になって自分の顔をしっかり鏡で見てみたら、手術をした鼻が黒く変色していた…。やよいかめさんの気持ちは沈んでいく。 そんなある日、同じ大部屋に入院してきたおばあちゃん。夜通し「痛い、痛い」とうめくため、やよい かめさんはまたも眠れなくなってしまうが…。 ■鼻が黒くなるとは思いもよらなかった 手術前に鼻が黒くなるという話は聞いていなかったため、「黒くなっているのは治るんでしょうか?」とお医者さんに聞いたとのこと。「『回復していくにつれて、薄くなります』という回答でした。『絶対治ります』とは、現在の医療現場では言えないのかもしれないと感じました」 また、以前先輩の患者さんに傷口を見せてもらったが、術後の鼻は黒くなっていなかったことも、想定外だった理由という。「内視鏡手術の場合と、普通の切開手術の場合では違いがあるのかもしれませんが、個人差もあると思います」 ■顔全体にズキンズキンという痛みが 手術後の夜は痛みで眠れなくなった。「最初はまだ麻酔が効いていたので全然痛くなかったんですが、時間が経つにつれてズキンズキンという痛みが顔全体に広がりました。とても辛かったです。看護師さんから、少しずつ痛みは引いていくという説明を聞いていたので、一晩過ぎればマシになると思ってひたすら我慢していました。今思えば看護師さんを呼んでもよかったのかも」 おばあちゃんとはがんの話やお互いの家族の話をしたそう。「やっぱりご家族のことがすごく大好きみたいで、家族自慢が多かったのが素敵でした。いかにお嫁さんが働き者で何でもやってくれるっていうこと、ずっとお家にいてお菓子を食べてたら『お母さん!健康に悪いから、お散歩でも行って来なさい』って怒られること、お孫さんが東京の大学に行って頑張っていること、たまにしか会えなくなって寂しいこと…。私には『だから、子どもと一緒にいられるうちにたくさん遊ぶといい』とアドバイスをくれました」 ※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含むため、閲覧にはご注意ください。