佐久間宣行が語る『トークサバイバー!』撮影秘話「おぎやはぎは絶対コンビで出てほしかった」
「トークサバイバー」は“王道”勝負作
──改めてとなりますが、佐久間さんから見て「トークサバイバー」の面白さはどこにあると思いますか? 笑いやすさですかね。演者がドラマのトーンで喋ると、笑いを我慢しなきゃいけない構図になり、制作的にもBGMが入れやすくなる。いろんな人が見てくれていると思いますが、誰にでも笑いやすくなっていると思います。もうひとつは、千鳥の影響も大きいのですが、こういった大きな規模でやると、みんな他の番組では出していないエピソードを出してくれるということ。視聴者からすると、最後まで見たいと思う要因になっているんじゃないでしょうか。 ──佐久間さん自身、『ゴッドタン』などたくさんの番組で結果を出してきました。「トークサバイバー!」は佐久間さんにとって新たな代表作かと思うのですが、どのような立ち位置にありますか? 僕にとっては、これまでやってきた要素をいくつか組み合わせて作ったから、冒険作というよりは自分の武器を固めて作った勝負作ですかね。バラエティの中で言うとフォーマット的に異色の作品ですが、僕にとっては王道の作品になったと思います。 ──これまでの作品と共通する点で言うと、主題歌はサンボマスターさんに毎回お願いしていますよね。やはり勝負の作品は頼みたいという感じなのでしょうか? キス我慢(ゴッドタンの名物企画「キス我慢選手権」)の映画『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』(2013)からサンボマスターにお願いしているんですよ。サンボマスターが今ほど売れていない頃なんですけど、とにかく僕が好きなんですよ。あと、彼らの言葉の強さがお笑いにすごく合うんですよね。 ──曲をこうしてほしいというようなリクエストは出すのでしょうか? 要望がなくてもばちっとはまるけど、今回の主題歌である『稲妻』に関しては番組ができる前にサンボマスターのみなさんと一度リモート打ち合わせしました。今回のテーマが、“失敗をなかったことにするより笑いにして進む”だったので、それを感じて作ってくれました。 ──最後に、「トークサバイバー!」をどのように届けたいか教えてください。 一気に頭から見てほしい気持ちもあるし、好きなエピソードだけ見てほしい気持ちもあります。一回好きになったら、そのブロックだけ見てくれてもいい。人生のそばにあって、笑いが欲しい時に見てもらうような、ずっと楽しんでいってもらえるコンテンツだったらいいなと思いますね。 【前編】『トークサバイバー!』大ヒットの佐久間宣行が語る千鳥のすごさ「能力はもちろんですが、一番は」は下の関連記事からご覧ください。
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