来年6月で契約満了のバイエルンMFミュラー 去就については「たくさんのオプションがある」
今季は出場機会が減少
バイエルン・ミュンヘン所属の元ドイツ代表MFトーマス・ミュラーの去就に注目が集まり始めている。下部組織からバイエルン一筋でこれまで公式戦723試合に出場しているレジェンドだが、最近はジャマル・ムシアラにトップ下のポジションを奪われて出場機会が減っているためだ。 バイエルンがハリー・ケインのハットトリックでアウクスブルクに快勝 22日(現地時間)に行われたブンデスリーガ第11節アウクスブルク戦でもミュラーはベンチスタートとなり、投入されたのは試合終了間際の88分。前節ザンクトパウリ戦に続いて試合の最終盤に数分間のプレイ時間しか与えられておらず、厳しい状況に陥っている。 バイエルンとの契約は来年6月末までとなっているが、現段階で契約延長の発表はない。それどころか重鎮であるカール・ハインツ・ルンメニゲ取締役がミュラーに対してクラブの幹部ポストへの就任を打診したとも報じられていて、このまま契約満了後に現役引退という可能性も取り沙汰されている。 そうした中、ミュラーはドイツ紙『Bild』の取材に応じ、自身の今後について以下のように語った。 「コーチやテレビでの解説者、さらにはサッカー界以外での仕事など、たくさんのオプションがある。でも僕は常に一つのことが終わってから別のことに取り掛かるようにしてきた。そして今の僕は現役を続けることに集中している」 「僕は全ての仕事を同時にやることはできない。だからいつかは決断しないといけないんだけど、それは今ではないよ」 当面はチーム活動に集中し、今後についてはさらに熟慮を重ねる方針のようだ。果たしてミュラーはどのような決断を下すのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部