高速道路はこうやって掛け替えられる! 深夜の吊り上げ作業…大迫力のタイムラプス動画が90万再生突破 3年越しの大工事がクライマックス
想定より垂れ下がってしまった橋梁をかけ直す
これは、阪神高速14号松原線の「喜連瓜破付近橋梁大規模更新工事」として、2022年6月1日から行われている工事の最も重要な作業である。ではなぜ、あらためて橋桁をかけることになったのか。 「ここに高速道路を通すことが決まったとき、下にはすでに国道がありました。国道の通行を止めることなく工事を進める必要があったため、国道の両側に設置した柱から張り出しながらつくって、真ん中で繋いだ構造になりました。約40年が経過して、その構造部分が想定よりも大きく垂れ下がってきたのです」 垂れ下がりの程度は、その部分を走行する車のドライバーが体で感じるほどだったといい、下にワイヤーを張って対策を施してみたが、結局は「抜本的な対策が必要」という判断が下されて、工事が決行された。 「3年がかりの大工事は、近年ではなかなか例がないことです」 いちばんの難所を乗り切った感のある工事の完成予定は、2025年に開催される大阪・関西万博に合わせるため2025年3月末を目指すという。それでも、完成予定の時期にこだわりすぎて慌てることは、もちろん無いそうだ。どうか最後まで、安全に進むよう願う。 尚、この工事に伴う国道309号瓜破交差点及び喜連瓜破出入口の大規模夜間通行止めは、すでに終了している。 ▽別アングルからの動画。吊り上げ設備がせり出す様子、道路上に引き出された橋桁が作業場所まで運ばれて吊り上げられる様子、上で作業する動作に至るまで克明に記録されている。 ◇ ◇ ▽阪神高速道路株式会社 https://www.hanshin-exp.co.jp/company/ ▽工事が行われた場所(Googleマップ) マップの中央「喜連瓜破」の表示がある地点で工事が行われた。 ▽別アングルからの動画。吊り上げ設備がせり出す様子、道路上に引き出された橋桁が作業場所まで運ばれて吊り上げられる様子、上で作業する動作に至るまで克明に記録されている。 (まいどなニュース特約・平藤 清刀)
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