カセットコンロのガスボンベが爆発…ストーブの上に置いたまま 誤使用、不注意が多い…過去には死亡事故も 家族の団らんの機会が増える年末年始 NITEが注意呼びかけ
12月25日、長野県小諸市の住宅でカセットコンロのガスボンベが爆発する事故がありました。けが人はいないということです。家族の団らんの機会が増える年末年始。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、カセットコンロによる事故を防ぐため注意喚起をしています。 事故が起きたのは、小諸市大久保の住宅です。 警察によりますと、25日午後6時15分頃、カセットコンロのガスボンベが爆発し、台所の窓ガラスや天井が壊れました。 この家に住む男性が台所にあったストーブの上にカセットコンロを置いたままにしていたため、爆発したとみられています。 けが人はいませんでした。
家族の団らんの機会が増える年末年始。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、カセットコンロによる事故を防ぐため注意喚起をしています。 NITEによりますと、2014年度から2023年度までの10年間でカセットこんろの事故は91件あり、このうち調査を終えた86件の約4割が使用者の誤使用、不注意によるものとみられます。 特に多いのが「カセットボンベが異常に熱くなるような誤った使い方をした」もので、過熱されたカセットボンベが破裂して死亡事故ややけどなどの人的被害に発展した事故もあるということです。 【カセットこんろの事故を防ぐための3つのポイント】(NITEの資料より) 1 カセットこんろにカセットボンベを確実にセットする。 カセットボンベを無理に押し込まず、取扱説明書記載の向きや位置に従う。 2 カセットこんろを正しく使う。 カセットボンベが異常に熱くなるような誤った使い方はしない。 (例)カセットこんろを 2台以上並べて使用しない。 3 カセットボンベはカセットこんろから取り外して、室内の 40℃未満の場所に保管する。 40℃以上の高温下や熱源のそばには放置しない。 ・ストーブのそばに置かない ・ガスこんろのそばに置かない ・こたつの中に置かない
長野放送
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