「来年は山の神に」創価大5区の吉田響 涙を力に1年後の箱根駅伝でリベンジ誓う
第100回箱根駅伝で創価大学は、総合8位に入り5年連続でシード権を獲得。しかし、2日の往路5区山上りを走った3年生の吉田響選手は、涙が止まりませんでした。 【画像】練習後に「バジルパスタ」をつくる吉田響選手 吉田選手は、去年4月に東海大から創価大へ編入。環境ががらりと変わる1年目となりましたが、10月の出雲駅伝では区間賞。11月の全日本大学駅伝では、5区区間記録を樹立するなど絶好調でした。 「絶対に山の神になるんだという思いを掲げながらやってきました」と決意を持って迎えた箱根駅伝。念願の5区を任されると、8位で受けとった襷を1つ上げましたが、記録は区間9位の結果。吉田選手は。笑顔で出迎えてくれる仲間の姿に涙を流します。 レース直後の取材では、「箱根で結果を出したいという思いで1年間頑張ってきたのですが、今回、それが空回りしてしまった。自分の思うような走りができなくて悔しかったです」と悔しさをにじませました。 続けて「自分がここまでこれたのは・・・」と話したところで、言葉をつまらせ再び涙。
「自分ひとりの力ではなくてチームメイトであったり、応援してくださるたくさんの人がいてくれたおかげで1年間頑張ってこれた」と涙ながらに感謝の気持ちを伝えると、「来年は”山の神”に...、もう一度イチから頑張っていくので、応援のほどよろしくお願いします」と声を振り絞りました。 その姿に沿道のファンから温かい拍手。そして、「お疲れ様!」の声が響きます。 この涙を力に、1年後どんな姿をみせてくれるのでしょうか。