スリップ、脱輪、立ち往生…バッテリー上がりも 冬は車トラブル続出 JAFの出動に密着 回避の極意は? 隊員「急がば回れ、心にゆとりを」
スリップや脱輪、バッテリー上がりと冬は車のトラブルが増えます。そうした時に頼りになるのがJAF・日本自動車連盟のロードサービスです。長野市でも雪が積もった1月15、16日の2日間に密着、注意点なども取材しました。
一年で最も忙しい時期を迎えているJAFのロードサービス。 JAF長野支部ロードサービス隊・小宮一樹隊員: 「側溝かなにかですか?」 作業が終わると、次の出動要請の電話。JAF長野支部の小宮一樹さんはレッカー車で次の現場へ向かいます。 小宮一樹隊員: 「ご自宅で踏み外して、車落としちゃったっていう依頼ですね、あとは行ってみないと」
出動①雪で良く見えず脱輪(落輪)
到着したのは長野市戸隠。こちらの家に住む男性が朝、ゴミ出しに行こうと軽トラックを車庫からバックで出したところ、左の後ろタイヤが道幅を越え「落輪」してしまいました。 住民の男性: 「(雪で)よく確認できなかったから、もうすこし降りてゆっくり慎重にやればよかったな」
フックにロープを結んでゆっくり牽引。 小宮隊員: 「はい、引っ張ります」 30分後、軽トラックは段差を乗り越えました。 住民の男性: 「けさは、たんと降ってなかったからそのまま出ちゃったから。油断だな。(境目に)ポール立てて気を付けるようにします」 小宮隊員: 「どうもすみません、失礼します」 住民の男性: 「どうもいろいろありがとうございました」
翌16日は朝から雪。JAF長野基地に出動要請が相次ぎました。 小宮隊員: 「ご自宅の駐車場だと思うんですけど、雪と砂利が含んだ路面で車が出られなくなってしまったということですね。市内あちこち。ちょっとぐちゃぐちゃしています」
出動②タイヤがスリップ、抜け出せなくなる
向かったのは長野市川中島町。 小宮隊員: 「お待たせしました、これ頭から入っていかれますかね?」 30代の男性が出勤しようと車を発進させたところ、枕木と枕木の間でタイヤがスリップ、下の砂利をかき出して、抜け出せなくなりました。 小宮隊員: 「私がひっぱりますと言ったらハンドルを右に、ブレーキと言ったらブレーキかけてください」「ひっぱりまーす」 レッカー車で牽引して無事脱出。 小宮隊員: 「あ、枕木、横に入ってるんですね」 男性: 「ちょうどタイヤとタイヤの間隔ピッタリになっちゃってて、それがよくないとおもうんですよ、バックもできなくて」 小宮隊員: 「本当は枕木、縦につけてもらえれば、タイヤの下だけあればいいですよね」 その後も…・ 小宮隊員: 「どんどん、ご依頼が立て続けに入って、たまってる状態」