スリップ、脱輪、立ち往生…バッテリー上がりも 冬は車トラブル続出 JAFの出動に密着 回避の極意は? 隊員「急がば回れ、心にゆとりを」
「チョイ乗り」もバッテリー上がりの一因
冬は寒さでバッテリーの容量が減る他、ヒーターの使用などで必要な電気が増えます。このため、半ドアやライトの消し忘れで「バッテリー上がり」が起きやすくなります。 さらに… 小宮隊員: 「最近多い『チョイ乗り』ですかね、少しエンジンをかけてすぐに止めてしまう。この時期あるのが、ゴミ出し。ちょっと寒くて量あるので、数メートル、ゴミ収集所までチョイ乗りして上がってしまう」 走行距離が短かったり、長期間、運転しなかったりすると、バッテリー上がりを起こしやすく、1週間から2週間に一度は30分ほど車を運転し、発電するのが良いということです。
大雪の際は「立ち往生」に注意
大雪の際は立ち往生にも注意が必要です。今季一番の寒気が襲来した24日、岐阜県の名神高速道では大雪のため車が立ち往生し、解消まで18時間がかかりました。長野県内でも2014年2月、豪雪により軽井沢町の国道で一時約400台が立ち往生。解消まで3日余りかかりました。 JAFは降雪地域では万が一に備えて防寒具や長靴、手袋、ロープ、非常食などを車に常備するよう呼び掛けています。また停車中は、排気ガスの車内流入で一酸化炭素中毒にならないよう、マフラー周りの除雪し、排気ガスの逃げ道を作る必要があるとしています。
トラブルを回避するには…
信州の長い冬。 最後にトラブル回避のアドバイスを小宮さんにしてもらいました。 JAF長野基地ロードサービス隊・小宮一樹隊員: 「やっぱり皆さん急ぐのは、朝の出勤時、また帰りも早くという気持ちがあると思うが、心にゆとりを持って、運転も速度を出さない、慌てないというのが非常に大事だと思います。『急がば回れ』ということわざは非常に重要だと。日々運転をしていて作業をしていて感じます」