【60~70歳代】平均貯蓄額はいくら?老後2000万円では足りない場合も
老後資金に備える2つの方法
ここでは、老後資産に備える方法として以下の2つの方法をご紹介します。 ・副業する ・投資する ●副業する 老後資金の準備をしようにも、日々の生活でお金のほとんどを使ってしまい、満足に貯蓄できていないという方もいらっしゃるでしょう。 一方で、今後、本業の収入が大きく増えることは望めないという方も多いはずです。 そうした方の対策の一つとなるのが、副業に取り組むことです。 日本においては副業を禁止している企業もありますが、一方で政府が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発行するなど、安心して副業を始められるような取り組みがなされています。 もちろん、実際に副業を始める前にはお勤めの企業の規則をしっかり確認したり、上司に相談したりする必要があるでしょう。 ●投資する 貯蓄しているお金のうち、当面使う予定がないお金は投資に回すことを検討するのも一つです。 日本では長く低金利政策が取られており、たとえば2024年6月時点でみずほ銀行に1年定期預金としてお金を預けた場合の金利は0.025%、三菱UFJ銀行のスーパー定期は1年で0.025%となっています。 一方、貯蓄する資金の一部を投資に回せば、投資なので元本割れするリスクがある一方で、たとえば年間3~5%などといったリターンを目指すことも可能です。
まとめにかえて
60歳代、70歳代の方の平均貯蓄額から、老後に必要な資金や、老後資金を作る方法をお伝えしました。 少子高齢化の進む日本においては、今後年金の問題がより深刻化する可能性は高く、老後資金を各自で備える必要が高まっているといえます。 老後資金を作る方法としての副業や投資などさまざまな方法を検討し、今からでもしっかり時間を取って考えておくことが大切です。まずは情報収集からはじめてはいかがでしょうか。
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和5年)」 ・金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」 ・厚生労働省「副業・兼業」 ・みずほ銀行「円預金金利」 ・三菱UFJ銀行「円預金金利」
逆瀬川 勇造