亀田ジム険しい再出発への道 処分再審議は却下
亀田ジムが国内で再出発するためには、まず亀田ジムの実質の責任者である亀田史郎氏と、亀田興毅が記者会見を開き、ここまでの問題に関しての総括を行い、その後は、JBCが納得するような経歴と人格を持った新会長を据え、これまでのような名義貸し的な腰掛会長ではなく、実働しながら新ジムにガバナンスが機能していることを証明しなければ難しいだろう。 現在、亀田ジムでは、それらの新会長の人選も含めて、再出発の可能性を検討しているという。亀田興毅が、親離れしてジムの会長に就任して再出発することがベストなのだろうが、JBCルールでは、選手と会長職の兼任を認めていない。例え、会長代行を置こうが、亀田興毅が引退するまで、そのプランは認知されないだろう。ここまでの大騒動を引き起こしてしまったジムだけに、新会長探しも容易ではないのが実情だ。JBCの正式発表を持って一連の亀田問題は終息しそうだが、亀田3兄弟の再出発の道は簡単ではない。 (文責・本郷陽一/論スポ、アスリートジャーナル)