Noble Audio、MEMSドライバーを採用した “音質特化” 完全ワイヤレス「FoKus TRIUMPH」
エミライは、同社取り扱いブランドNoble Audioから、MEMSドライバーを搭載するハイブリッド型完全ワイヤレスイヤホン「FoKus TRIUMPH」を、11月1日(金)より発売する。価格はオープンだが、税込62,700円前後での実売が予想される。 【画像】xMEMS製ドライバー「COWELL」を搭載 音質特化を掲げたワイヤレスイヤホン “FoKusシリーズ” として、初めてMEMSドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホン。ブランド創設者である “Wizard” ことジョン・モールトン氏が手掛けた音質ファースト設計により、「音質を新たな領域に発展させた “最高音質” ワイヤレスイヤホン」だと謳っている。 ドライバー構成は、xMEMS社のMEMSドライバー「COWELL」×1基と、6.5mm径ダイナミックドライバー×1基のハイブリッド型を採用。またMEMSドライバーの駆動用として、独自に開発した昇圧回路を搭載する。本回路は同ブランドの有線イヤホン「XM-1」にも搭載したもので、標準の昇圧回路の制限を緩和し、MEMSドライバーの能力を十分に発揮させるという。 Bluetoothバージョンは5.3、プロファイルはA2DP、AVRCP、HSP、HFPをサポート。コーデックはLDAC、SBC、AAC、aptXに加えて、音質と遅延を自動的に最適化するaptX Adaptive(最大48kHz/24bit)にも対応。音楽や動画・ゲームなど幅広いコンテンツを様々な場所でストレスなく楽しめるとしている。 Bluetoothチップにはクアルコムの「QCC3071」を搭載し、左右のイヤホンへそれぞれ個別にデータを伝送する「TrueWireless Mirroring」にも対応。左右イヤホンのロールスワッピング機能にも対応し、バッテリーの片減りを抑制する。 専用アプリ「FoKus」では、音楽の再生・停止などタップ操作のカスタマイズや、様々な音楽ジャンルに合わせたプリセットEQの設定などが行えるほか、ユーザーの可聴域を測定してその分析結果に基づいてFoKus TRIUMPHの特性を自動チューニングする「聴力測定機能(パーソナルモード)」を搭載。作成されたEQをさらに調整することもできる。 音質を最優先としつつ、内蔵マイクにより通話とヒアスルー(外音取り込み)機能にも対応。マイクはフェイスプレート部横に配置し、またイヤホン構造を抜本的に見直すことで、音質にさらなる磨きをかけながらクリアな通話/高性能なヒアスルーも実現したとのこと。 充電ケースの外装部分には、イタリア・アルカンターラ社製の人工高級皮革「アルカンターラ」を採用した。アルカンターラは高級車の内装などにも使われる素材で、耐久性や耐水性に優れ、かつ高級感も演出した。 イヤホン本体は、カスタムIEM開発での膨大な耳型のデータを元に、長時間の音楽リスニングを前提に設計。耳の中にしっかりと収まり落ちにくく、同時に周囲のノイズを自然に抑えられるとしている。 連続再生時間はイヤホン単体で約7.5時間(音量50%で再生時)。付属品として、専用ポーチ、2種類の独自イヤーピースをそれぞれ3ペアずつ(ノーマル:S/M/L、ダブルフランジ:XS/S/M)、充電用USBケーブル、USB Type-C延長アダプターなどを同梱する。
編集部 : 伴 修二郎