V・ファーレン長崎 運命の最終節で奇跡のJ1自動昇格へ!「何としても自分たちの手で掴みたい」【長崎発】
J1リーグへの自動昇格に望みをつなぐV・ファーレン長崎が練習を公開。現在3位の長崎はホームでの最終戦を残して、2位・横浜FCとの勝ち点差が「3」。10日の最終戦で長崎(VS愛媛FC)が勝ち、横浜(VSレノファ山口)が敗れればJ1への自動昇格が決まり、これ以外の結果なら昇格プレーオフに回る。 【画像】最終節は新スタジアム、チケットは完売で奇跡を起こせるか
平日の公開練習にファン200人
7日の公開練習は、ホームの長崎スタジアムシティのピーススタジアムで行われた。 午前10時から1時間半、試合形式などを行い、戦術面を確認した。 スタジアムは試合が無い日は開放されており、平日にも関わらず約200人のサポーターが選手の様子を見守った。双眼鏡を持参した人も。 「目の前の試合に全力で勝って、そのあとにJ1という結果がついてくれば言うことない」「チケットがまだ買えてなくて…どうしようかと思って。できるならここで見たい」と、ファンも気持ちが高鳴る。 増山朝陽選手は「点を取りたいという気持ちが結果に出ているので、次の試合も結果に期待して良いと思う。ゴールがいっぱい生まれて縁起の良いスタジアムだと思うので、みんなモチベーションも上がる」とやる気に満ちている。
千葉に競り勝ち 望みつないだ第37節
3日の第37節。J1自動昇格の可能性をわずかに残す長崎はアウェーで5連勝で勢いに乗る千葉と対戦。 開始早々スコアが動く。長崎は前半2分、増山が右サイドを突破しようと仕掛けると、相手の手に当たりPKを獲得。キッカーはマルコス。冷静に決めて先制。 しかし25分に千葉にフリーキックを頭で合わせられ同点、試合は振り出しに。 その後は千葉の勢いに耐える時間が続くも、GK若原がファインセーブを連発。44分にはマルコスがシュートを放つも、千葉も負けじと好セーブを見せ、追加点を許さず。1-1で前半を折り返す。 後半23分、ファールでPKを与えてしまう。絶体絶命のピンチを迎えるが、守護神・若原がキャッチ! 後半39分、フリーキックを得るとクイックスタートで意表を突き、松澤のクロスに途中出場のエジガルが押し込み勝ち越しゴール!8月の山形戦から故障で戦列を離れていたエジガル。頼れるエースの決勝ゴールでJ1自動昇格に望みをつないだ。 V・ファーレン長崎 下平隆宏 監督:若原智哉のPKストップは本当に素晴らしかったし、あそこで逆転されてもおかしくないゲームで失点せずに、そして最後エジガルがひっくり返すというところで、本当によくみんな頑張ってくれたと思う。我々は最終戦を自分たちのホームでしっかり勝ち切る。あとはもう他の結果は気にせず、自分たちにしっかりフォーカスしてやってく。