【年金を全額受給しながら働ける?】老後が不安なので、「働きながら」年金を受け取りたいです。収入が「いくらまでなら」年金を全額受け取れますか?
60~65歳未満に繰り上げて老齢厚生年金を受給する方の場合
65歳になるまでの間に、年金を繰上げ受給する予定の方も注意が必要です。働きながら年金の繰上げ受給をしたケースでも、年金の一部支給停止となる可能性があります。 さらに、60歳へ達した時点よりも給料が25%以上減額した場合に支給される雇用保険の高年齢雇用継続給付を利用している方も、老齢厚生年金額の調整対象です。 雇用保険の高年齢雇用継続給付分と在職老齢年金で支給停止された金額分の合計が、支給停止となる年金額になります。支給停止される年金額は、最大で賃金(標準報酬月額)の6%です。
収入によっては働きながらでも年金は受け取れる
年金は、働いていても受け取れます。ただし、収入と年金の月額が合わせて48万円を超えてしまうと、老齢厚生年金の受給が一部、もしくは全額停止となるケースもあるため、注意しましょう。 60~65歳未満で繰上げ受給した方も同様に、年金額が変動する可能性があります。雇用保険の高齢雇用継続給付とともに受け取る方は、支給停止される金額がさらに大きくなる可能性も少なくありません。 年金を働きながら受け取るかどうかを悩んでいる方は、一度、いくら年金を受け取れるのかを計算してから判断しましょう。 出典 日本年金機構 働きながら年金を受給する方へ 在職老齢年金の計算方法 計算方法 年金と雇用保険の高年齢雇用継続給付との調整 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部