DELA、容量4TBのオーディオ用HDD「E100/2」。USBハブとしても使用可能
メルコシンクレッツは、同社DELAブランドのオーディオ用ハードディスクドライブ「E100/2」を発表、本日9月25日より受注開始する。価格は143,000円(税込)で、11月上旬からの出荷を予定している。 同社では「N1」をはじめとしたミュージックライブラリー製品を手掛けているが、最近はネットワークプレーヤーやRoonサーバーの利用によって、多機能なミュージックライブラリーを必要としない人も増えていると説明。 そこで今回、そういった使い方をする人に向けたシンプルなソリューションとして、DELAのストレージ技術だけを抽出したUSB接続型ハードディスクドライブ製品を用意。本機は2018年に発売されたハードディスクドライブ「E100」のマーク2モデルとなる。 新たに3.5インチ4TBハードディスクを比較試聴のうえ選定。E100のハードディスクは3TBだったため、1TB容量アップしたかたちだ。 N1や「N5」から継承する独自のドライブ支持・制振機構や、E100より上位クラスのNDK社製クロック、「HS-S2(Highly Stable Storage System)」を搭載。独自開発の専用基板には比較試聴で採用した新基材を用いるほか、面積・銅膜厚は通常品の4倍、さらに電源部には「N50」を継承する大容量コンデンサを搭載する。 初期フォーマットにはMacでもWindowsでも使いやすいというexFATを使用する。USB-DAC等のデイジーチェーン接続にも配慮し、USBホストポートも高品位なものを採用。また、不使用時にはホストとなるネットワークプレーヤーなどへの影響をゼロにできる前面電源オフスイッチを搭載する。 筐体は制振性を追求した2mm厚の鋼板シャーシで、オーディオ機器やオーディオPC、Macとも親和性のあるアルミヘアライン仕上げを実施。本記事執筆時点での動作確認済機種は以下の通り。 ・エソテリック「N-01XD SE」 ・ラックスマン「NT-07」 ・LUMIN「T3」 ・Roon Nucleus ・Windows11、Mac OSが動作するPC/Mac ・exFATに対応したLinux機、Raspberry Piなど ・DELAミュージックライブラリー各機種
編集部:杉山康介