【衝撃】駅南大型商業施設「アピタ静岡店」2025年3月めどに撤退へ…地元市民は驚きと悲しみ(静岡市)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
(増田 大記 記者) 「静岡駅から南に延びる石田街道 に面したアピタ静岡店。多くの 市民が集う商業施設ですが来年 3月をめどに撤退することが分 かりました」 静岡駅から車で5分ほどのところにある静岡市駿河区の大型商業施設「セントラルスクエア静岡」。「ショッピング館」「グルメ館」「スポーツ館」で構成されていますが、このうち「アピタ静岡店」が展開している「ショッピング館」について、2025年3月末をめどに閉店することが、複数の関係者への取材で分かりました。 「セントラルスクエア静岡」は、19年前の2005年にオープン。当時、静岡市内最大の売り場面積を誇るショッピングセンターとして、オープン日の開店時には約3000人の行列ができるなど大きな注目を浴びました。その施設内で一番大きな売り場面積を占めるのが“ショッピング館”。長年、市民の衣・食・住を支えてきました。しかし、その“ショッピング館”が閉店することに…。長年利用してきた地元市民からは、驚きと悲しみの声が聞かれました。 (地元市民) 「朝ネットで見てびっくりしました」「困りますね。気軽にお洋服を買いに来ようとか食べ物を買いに来るところが無くなってしまう。駅がここからだと遠い」 (地元市民) 「ちょっと残念ですね。もっとやってもらいたい」「いろいろな店が入ってるので」 (地元市民) 「子どもが生まれてからは、ゲームセンターがあったり遊ぶスペースもあったので、たまに来て遊んでいました」「ずっと昔からあるので、寂しい気持ち」 「アピタ静岡店」の広報担当者と、建物を所有する「JR東海不動産」は、Daiichi-TVの取材に対し、「現時点でお答えできることはありません」とコメントしています。 では、なぜ閉店するのか。静岡経済研究所に話を聞くと、競争の激化も一つの要因ではないかと話します。 (静岡経済研究所 田原 真一さん) 「静岡市の地元客を中心に、食料品や衣料品、日用品などワンストップで開けるお店として地元の方の生活を支えてきたのではないか」「今、ドラッグストアや食品スーパーも有力な企業を中心に小型店舗を展開していて、かなり競争が激化しているので、周辺の競争環境が厳しくなっている」