リメイク・リマスターJRPGおすすめ5選!『ペーパーマリオRPG』から『グランディア』まで超名作を今こそプレイ【年末年始特集】
年末年始といえば、1年間何があったかを振り返る方も多いでしょう。2024年は発売から20年近く、はたまたそれ以上が経過する名作JRPGが数多くリメイク・リマスターされた年でもありました。まさに“JRPGの黄金期”とも言える年代に誕生したゲームたちが、当時のプレイ感覚をそのまま残して生まれ変わったのです。 【画像】懐かしい?それとも最近遊んだばかり?名作JRPG5選をチェック! 本稿では、そんなJRPGの良さが凝縮され、それでいて現代プラットフォームで遊べるようになったオススメ作品5選をお届け。どれもガッツリ腰を据えてプレイするタイトルなので、お正月にまとまったお休みがある方はぜひ新年1発目のゲームとして遊んでみてください! ◆『ペーパーマリオRPG』(ニンテンドースイッチ) 『ペーパーマリオRPG』は、2004年にゲームキューブソフトとして発売した同タイトルのニンテンドースイッチ向けリメイク作です。ニンテンドウ64向けRPG『マリオストーリー』から生まれたシリーズの中でも、特に人気を誇る名作として知られています。 原作のペラペラグラフィックはさらに“紙”感が上昇、そしてBGMも全曲アレンジでお届けされるという20年間の時が生み出した技術の進化は、オリジナル版プレイヤーにとっては感動モノ。そして本作で初めてプレイしたユーザーからも、古さを感じさせないストーリーとゲーム性でリメイク版も高い評価を得ました。 タイトル通り、ゲームシステムは多彩すぎるキャラクターたちと会話し、ターン制コマンドバトルを繰り返していくというオーソドックスなRPG。それでいてバトルでは、攻撃に合わせてタイミング良くボタンを押すと有利になる「アクションコマンド」が搭載されています。 これは相手の攻撃を受ける直前にAボタンを押すとダメージが“1”減るガードコマンドで、場合によっては状態異常も防ぐことができるバトルの必須テクニックです。さらにシビアなタイミングでBボタンを押すと発動する「スーパーガード」をキメると、なんとノーダメージに。 ゲームを進めていくと自然と上がっていくマリオたちのレベルに加え、プレイヤーの腕前でも難易度が左右されるアクションゲームらしさも持ち合わせたRPGになっています。 また、可愛らしいグラフィックから繰り出されるブラックジョークも本作の魅力のひとつ。今のゲームでは味わえないかもしれない、黒い任天堂な一面が垣間見えるセリフや演出は必見です。 ◆『ペルソナ3 リロード』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Windows/Steam/PC) 『ペルソナ3 リロード』は、2006年に発売されたPS2向けRPG『ペルソナ3』のフルリメイクタイトルです。原作は、いまやアトラスの看板タイトル『ペルソナ』を、目黒将司氏のハイセンスBGMや副島成記氏の美麗イラストを携えた人気シリーズとして確立させた1本と言えるでしょう。 基本的なシステムやグラフィックは『ペルソナ5』と似通ったものになり、現代らしさを持ってさらに遊びやすくなった本作。特大ダメージや全体バフを与える必殺技「テウルギア」が新要素の目玉で、その際に見られるド派手かつ美しいアクションシーンも相まって爽快なバトルを体験させてくれます。 そして豪華声優陣によるフルボイスで展開されるストーリーはときに明るく、ときに絶望するほど重く……と一度見ると忘れられない内容です。ずっとファンの間で語り継がれている「約束の日」といったワードも有名ではないでしょうか。その内容が一体何なのか、ぜひ自分の目で確かめてみてください。 また追加コンテンツの「エクスパンションパス」を購入すると、2007年発売の『ペルソナ3 フェス』で遊べた「エピソードアイギス」のリメイク版を体験できます。超骨太JRPGの決定版として、エピソードアイギス共々遊んでみてはいかがでしょうか。 ◆『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(ニンテンドースイッチ/PS5/Xbox Series X|S/Steam/PC) 『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(以下、ドラクエIII)』は、1988年に発売された同名タイトルをドット絵と3DCGが融合したグラフィック“HD-2D”でリメイクしたゲームです。当時のドット絵から大幅に映像が進化しただけでなく、ボイスの追加、オーケストラによるBGMアレンジなど全てが現代の作品として生まれ変わりました。 ストーリーは、戦士「オルテガ」の子である主人公が魔王「バラモス」討伐を目指してたくさんの仲間と共に冒険へ旅立つというRPGらしい王道モノ。その内容はそのままに新要素として職業「まもの使い」が追加され、さらに一緒に冒険する仲間の見た目や名前、性別などを細かく設定できるようになりました。 そのほかにも新コンテンツ「モンスター・バトルロード」といったものも登場。道中で保護した「はぐれモンスター」だけでパーティーを組み挑戦する勝ち抜き戦で、対戦相手もモンスターという同じ者同士のバトルを体験できます。寄り道が楽しいのも『ドラクエ3』の魅力ですね。 国民的な『ドラクエ』シリーズの中でも特に人気の高い本作。リアルタイムのプレイヤーや若い年代のプレイヤーまで、全員が一丸となって勇者になり旅立つさまはSNSでも話題になりました。世代を問わず夢中にさせるゲーム体験を世に改めて知らしめた1本です。 ◆『ファイナルファンタジーVII リバース』(PS5/PC) 『ファイナルファンタジーVII リバース』は、『ファイナルファンタジーVII(以下、FF7)』リメイク3部作の2作目にあたります。1作目『FF7 リメイク』の続きから始まるので、プレイ前には前作またはオリジナル版をプレイしておくのがオススメです。 原作に忠実でありながら、リメイク版ならではの新要素としてこれまでとは違う、誰も知らない物語へ分岐することも。また生まれ変わってオープンワールドになったフィールドは、チョコボだけでなくバギーやセグウェイに乗って探索できます。 さらに最近では「PlayStation5 Pro」発売に合わせ、さらに60fpsグラフィックが滑らか&リッチになる「エンハンスモード」が追加されました。現行ハードで圧倒的性能を誇るPS5 Proを持っているなら、ぜひとも遊んでおきたいタイトルです。 また1月23日には、Steam/Epic Games Storeでも配信開始へ。これまでPS5でしか遊べなかったタイトルがついにPCプラットフォームにも登場と、ますますプレイ人口を増やしていく2025年も引き続き注目のタイトルです。 ◆『グランディア HDコレクション』(ニンテンドースイッチ/PS4/Xbox One/Steam) 筆者の激推し!『グランディア HDコレクション』は、2024年3月に対応プラットフォームがニンテンドースイッチ/SteamだけでなくPS4/Xbox Oneに広がりました。これ1本でHDリマスターされた『グランディア』と『グランディアII』を遊べます(Steamはバラ売りのみ)。 第1作目『グランディア』は、元はセガサターン向けに1997年に発売したRPGで、3Dの背景とドット絵が組み合わさったグランディアが当時では画期的でした。 冒険が大好きなお調子者の少年「ジャスティン」が、幼馴染の少女「スー」と共に世界中の旅へ。プレイヤー目線でも謎が多い古代遺跡や見るからに怪しい軍人など、先が気になる内容が軽快なやり取りと共に進められていきます。道中では「フィーナ」という冒険者の少女とも出会い……? 本作での体験が、きっとあなたの“忘れられない冒険”になるはずです。 そして続編『グランディアII』は、2000年にドリームキャスト向けソフトとして発売。ナンバリングタイトルでありながら前作との繋がりがないため、どちらからプレイしても問題ありません。 こちらでは主人公が「リュード」となり、テーマを冒険から“光と闇の戦い”へチェンジ。リュードの過去に迫る物語は、明るい印象が強い前作とはまた違った雰囲気を醸し出します。 2作品とも同シリーズでありながら全く違うストーリーが展開されていくので、プレイした後はまた異なる感想を抱けると思います。「名前は聞いたことあるけど遊んだことないな……」という方も遊びやすくなったこの機会にぜひ購入を! 以上、2024年に発売したリメイク・リマスター作品のJRPG5選でした。元は約20年~30年前発売の名作タイトルが現代プラットフォームに登場した2025年は、ガッツリ遊べるJRPGにのめり込んでみてはいかがでしょうか。
インサイド 八羽汰 わちは