経団連、「選択的夫婦別姓」の早期実現を政府に提言へ 出入国手続きでトラブル事例も
経団連は、選択的夫婦別姓の制度について、政府に対して早期の実現を求める提言をまとめました。 【映像】トラブルの事例 経団連の提言では「一刻も早く改正法案を提出し、国会において議論が行われることを期待したい」と、政府に制度実現に向けた行動を求めています。経団連が提言として選択的夫婦別姓の制度を求めるのは初めてです。 また、提言ではこれまで職場においては旧姓を通称として使うことを推進してきたものの「女性活躍が進めば進むほど、通称使用による弊害が顕在化している」と指摘しました。具体的には、海外出張での出入国手続きなどでのトラブルや、女性経営者が契約書を通称で署名できないなどの事例がビジネスの現場で起きていると説明しました。 経団連は2024年1月に加藤鮎子女性活躍担当大臣に選択的夫婦別姓の実現を要望していたほか、提言のとりまとめに向け有識者らと意見交換を行っていました。提言は近く政府に提出するとしています。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部