佐々木朗希の獲得レース、パドレスに勝算あり!? 「長年にわたる密接な関係」がカギと米メディア指摘
パドレスに勝算あり、だ。ロッテ・佐々木朗希投手(23)がポスティング(入札)制度を用いて今オフにメジャー挑戦するための手続きを開始したと同球団が発表したことを受け、米ジ・アスレチックは10日(日本時間11日)、超が付く本命はドジャースとされる中、穴馬と目されているパドレスが金星を挙げる『秘策』があるとした。 ◆ロッテ・佐々木朗希、巨人・大勢からナゾの魔球教わる【写真】 それは、パドレスのダルビッシュ有投手とA・J・プレラーGM兼編成本部長、そしてジョエル・ウルフ代理人の3人が長年にわたる親密な関係を築いてきたことだという。ちなみに佐々木は9日、同じウルフ代理人と契約したことが報じられた。 ダルビッシュは今年7月に「家庭に関する個人的な事情」で制限リスト入り。8月末の復帰後、ウルフ代理人はプレラーGMの対応ぶりを激賞した。 「全体を通じて、彼は毎日ダルビッシュに寄り添ってくれた。必要なときはマンツーマンでも電話でも対応してくれた。早い段階で実感したのは、彼は球界の他の誰よりもダルビッシュのことをよく知っているということだ。自分よりも長い年月でね。なぜならば、A・J(プレラーGM)はレンジャーズで(国際プロスカウト部長として)働いていたときに高校生だったダルビッシュと会い、家族や育てられ方など全てを知るようになったからだ。だからこそ、ダルビッシュはメディアにA・Jのことを真の友のように語る。本気でそう思っているからこそ、A・Jしか理解していないことを2人は話し合ったりするんだ。今回の全てに関するA・Jのサポートに感謝する。このことを公の場で言っておきたかった」 同サイトは、このウルフ代理人の言葉こそ、佐々木の獲得レースで『ものをいう』はずだとした。同代理人は「選手と球団首脳がこういう人間関係を築くことはそうそうない」と語り、一方で同サイトは「代理人とフロントのトップはえてしていがみあいがちなのに、これも例外的な関係だ」と評した。 さらにパドレスが有利な面として、「佐々木はダルビッシュを崇拝し、親密な関係を築いている」「ダルビッシュと松井裕樹、そしてフロントには日本を代表する野茂英雄(球団アドバイザー)がいることで、環境適応がしやすい条件も整っている」とした。 佐々木争奪レースの本命はドジャースで衆目が一致しているが、9日の同サイトは対抗馬にメッツとフィリーズを挙げ、さらにアジア圏のスカウティングと選手獲得を積極的に行ってきたパドレス、レッドソックス、ヤンキース、カブスを候補と伝えていた。
中日スポーツ