45歳の米女優「更年期の薄毛やホットフラッシュに恥ずかしさを感じ、一人で悩んでいた」ひどい脱毛体験を告白
女優のニーシー・ナッシュ=ベッツは、自分の疲労を“ごく普通の疲労”だと思っていた。そもそも、最近キャリアアップを果たして引っ張りだこのハリウッド女優は、疲れているのが当たり前。 【写真】見惚れるゴージャスさ!脱毛など更年期症状を告白した米女優がヘア&メークを公開 ※この記事はアメリカ版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
「友人はみんな疲れているので、自分も疲労だと思っていた」
2024年、現在54歳のニーシーは、悪名高い連続殺人犯ジェフリー・ダーマーの素顔を描いたNetflixリミテッドシリーズでグレンダ・クリーブランドを演じ、エミー賞を受賞した。昨年はコメディドラマ『私の“初めて”日記』で正直者のセラピストを演じ、最近では脚本家のライアン・マーフィーとタッグを組み、同脚本家の最新FXホラーシリーズ『Grotesquerie(原題)』で主役のロイス・タイロン刑事を演じた。 これほど仕事が忙しければ、どんな疲労も激務やバーンアウトの症状の1つだと思うだろう。実際のところニーシーは、「私の周りの黒人女性はみんな疲れているので、私も同じように疲れているだけだろうと思っていた」そう。 ところが、その疲労にホットフラッシュや気分のむら、寝汗が伴うようになったことで、ニーシーは自分の体になにかが起きていることを知る。症状の組み合わせからして、これは恐らく更年期。そう推測したものの、ニーシーは他の多くの女性と同様、医師に相談しようとは思わなかった。
「髪が薄くなり乾燥してきたことに驚いた」
これは珍しいことじゃない。多くの医師は、更年期は自分を一新させるライフステージで、女性は更年期の到来を喜ぶべきだと感じている。でも、現実は複雑で、これまでの調査によると、更年期の女性の37%は更年期ならではの出来事に恥ずかしさを感じており、83%は更年期の症状にスティグマ(社会的な偏見)を感じている。 とくに「髪が薄くなり、乾燥してきた」ことはニーシーを驚かせた。でも、生体医学誌『Biomedicines』掲載の論文によると、これは更年期の一般的な症状の1つで、更年期の女性の約50%は中等度~重度のヘアロスを経験する(毛包はエストロゲンの刺激を受けるため、更年期が近づいて、このホルモンが減り始めると、とくにこめかみ周りの髪が抜けて薄くなる)