東証、続伸して始まる 一時400円超高、4万円うかがう トランプ・トレードで円安株高
7日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、上げ幅は一時400円を超え、節目の4万円回復をうかがう展開になっている。午前9時10分現在は前日比336円79銭高の3万9817円46銭。米大統領選で共和党のトランプ前大統領の当選が確実となったことを受け、減税や規制緩和といった経済政策が米国株高や円安ドル高につながるという思惑からのトランプ・トレードが本格化した。実際に6日のニューヨーク株式市場では米国株が大幅高となった。外国為替市場の円相場で円安ドル高が進行したことも、輸出関連株への買いを後押ししている。もっとも、東京株式市場は前日も大幅高となったことから、利益確定の売りが出やすい展開となっている。 トランプ氏は、米国内でインフレが進行しやすくなる追加関税や、米株価を下支えする法人税率引き下げなどを進めるとの見方が強い。6日の米国株は、S&P500などの主要3指数が揃って史上最高値を更新。ダウ工業株30種平均は大幅続伸し、前日比1508・05ドル高の4万3729・93ドルで取引を終えた。6日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、一時1ドル=154円70銭を付けるなど前日の水準から3円以上、円安ドル高が進行した。