安定し優れた金ナノ粒子触媒を開発 酸化反応、環境に優しく 東大など
研究グループの東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻の鈴木康介准教授(触媒化学)は「金は高価だが、触媒なので何度も使えばよい。金ナノ粒子には光を吸収する性質があり、センサーの材料などとしても使われている。幅広い分野への発展が楽しみな成果となった」と話している。
研究グループは東京大学、東京都立大学、物質・材料研究機構で構成。成果は2月6日に英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に掲載された。研究は科学技術振興機構(JST)創発的研究支援事業、同戦略的創造研究推進事業、日本学術振興会科学研究費補助金、同研究拠点形成事業などの支援を受けた。